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次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発

事業・プロジェクト概要

事業年度:2018年度~2023年度、予算額:10.9億円(2023年度)

本プロジェクトは、AI技術の早期社会実装が求められている「生産性」や「空間の移動」などの重点分野において、AI技術の導入期間を従来比10分の1に短縮する研究開発・実証を行うとともに、AI技術の適用領域を広げる共通基盤技術の確立を目指します。これらをアジャイル型の開発手法で進め、AIの社会実装を加速し、新たな市場の獲得につなげます。AI技術が導入され、生産性が向上することにより省エネルギー化とCO2排出削減につながることが期待されます。

後述の研究開発項目1と研究開発項目2を表した概要図
(参考)PDF次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発 プロジェクト紹介

研究開発内容

2つの研究開発項目、16の研究開発テーマで、これまで開発、導入が進められてきたAIモジュールやセンサー技術、研究インフラを活用・発展させながら、これらをインテグレートして、AI技術の導入期間を従来比10分の1に短縮する研究開発・実証を行うとともに、AI技術の適用領域を広げる共通基盤技術の確立を目指します。これらをアジャイル型の開発手法で進め、AIの社会実装を加速し、新たな市場の獲得につなげます。

研究開発項目1:「生産性」「空間の移動」等の重点分野の課題を題材として、(1)業務分析・課題明確及びデータの収集・蓄積・加工、(2)人工知能モジュールの開発・適用、(3)実フィールドでの実証、(4)評価系確立及び新たな人工知能技術開発・適用へのフィードバックを実施するアジャイル型の研究開発・実証を行います。

研究開発項目2:人工知能導入に係る業務の棚卸・分析・効率化を行う「人工知能技術の導入加速化技術」、互いに相関する目的変数の関係を把握し、高度な仮説を生成・評価・提案を実現する「仮説生成支援を行う人工知能技術」、ものづくり現場において、暗黙知として保留されている設計・製造技術情報を体系化するとともに、熟練者の判断をモデル化することにより、問題点や改善点を自動的に指摘し、非熟練者の判断を支援する「作業判断支援を行う人工知能技術」の開発を行います。

また、「人工知能技術の導入加速化技術」で開発されるOSS(オープンソースソフトウエア)、本プロジェクトで得られるデータやモデルを活用し、懸賞金制度を導入したコンテストを開催し、本プロジェクトの成果拡大、技術者人口の拡大ならびに技術力向上、新しいアイデアや人材の発掘・育成を促進するための調査事業も行います。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーの写真
新 淳

プロジェクトリーダー

  • 樋口 知之(中央大学 理工学部ビジネスデータサイエンス学科教授)
  • 堀 浩一(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 理事)

基本情報

技術・事業分野 ロボット・AI
プロジェクトコード P18002
担当部署 ロボット・AI部 (TEL:044-520-5241)

詳細資料

最終更新日:2023年6月30日

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