国内初の沖合における洋上風力発電の挑戦―プロジェクト現場レポート―

「World Future Energy Summit 2013」で洋上風力発電プロジェクトを紹介

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2013年1月15日から17日までアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで、世界最大級のエネルギー展示会「World Future Energy Summit 2013」が開催されました。

NEDOではブース出展や講演を行い、スマートコミュニティや系統技術をはじめ、再生可能エネルギー分野の太陽エネルギー・風力エネルギー・海洋エネルギーについて、NEDOプロジェクトによるエネルギーソリューションを紹介しました。

開催期間中は、各国の政府機関や企業、研究機関や大学の専門家、地元の学生をはじめ、テレビ局の取材も受けるなど、多くの人がブースを訪れ、日本の技術に対する関心の高さがうかがえました。

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洋上風力発電の展示スペース。
展示パネルサムネイル画像
展示パネル
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風力エネルギー関連では、日本初となる洋上風力発電実証研究や、世界最大級となる7MW級の超大型風車の開発についてパネルや模型を展示しました。

さらに洋上風力発電については英文の冊子も配布し、現在銚子沖と北九州市沖で行っているプロジェクトや、7MW級洋上風車の実用化へ向けた取り組みをPRしました。

展示を見た人からは、四方を海に囲まれた日本にとって、洋上を利用した再生可能エネルギーの取り組みは大変重要である、とのコメントをいただいたり、7MW級の洋上風車のスケールの大きさに驚きの声があがっていました。

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また、洋上風力発電の導入で先行している欧州の国や企業などもブースを出展していて、積極的な情報発信を行っていました。

なかでも、ひときわ異彩を放っていた洋上風力関連のイギリスの企業は、洋上風力発電の作業者が船舶から洋上風車への乗り移りや高所作業の際、「安全を確保するために着用する自動巻き取り式のロープ」を実演を交えて紹介していました。

今後、ますます世界的にも注目される再生可能エネルギー分野においても、NEDOはプロジェクトを推進していき、エネルギー・地球環境問題の解決と産業技術の競争力強化を目指します。

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