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平成19年1月29日
独立行政法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 牧野 力
地球温暖化の影響を大幅に低減したマグネシウム鋳造用カバーガスの開発
NEDO技術開発機構は、マグネシウム鋳造時のカバーガスとして、現在使用されている温室効果の高い六フッ化硫黄(SF6)に比べて地球温暖化の影響を大幅に低減できる代替ガスの開発を行い、実用化に目処をつけました。
これは、地球温暖化対策として平成14年度から5ヶ年計画で実施している「省エネルギーフロン代替物質合成技術開発」プロジェクトの一環です。SF6に代わってこのガスが普及した場合、京都議定書の目標達成計画では約600万トンのCO2削減効果が見込まれています。
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記
- 温室効果ガス削減の背景
オゾン層保護を目的とした「モントリオール議定書」によって、フロンに代わり、オゾン層を破壊しない代替フロン等3ガス(HFC、PFC、SF6)への移行が進められてきました。しかしながら、これらは地球温暖化の影響が大きいため、「京都議定書」で温室効果ガスに指定され、排出削減が求められています。
京都議定書の達成目標は逐次見直しがはかられ、現在は、2010年の代替フロン等3ガスの排出量が、5100万トン-CO2 (1995年の+0.1%)以下という厳しい目標が提示されています。
- マグネシウム鋳造用カバーガスの地球温暖化への影響
マグネシウムは携帯電話やノートパソコン,自動車の部材にも使用されており、鉄やアルミニウムより軽量のため省エネルギー性の観点からさらに市場規模の拡大が期待されています。
マグネシウム製造法の主流であるマグネダイカスト法では、溶解炉中のマグネシウム溶湯表面に一定の割合でカバーガスを噴霧することにより、空気との接触を防止し高温酸化(燃焼)を抑えています。現在、カバーガスは主にSF6が使用されていますが、地球温暖化係数(GWP)が20,000以上と高いため、GWPの低い代替ガスの開発が、国内外の機関で進められています。
- 地球温暖化の影響の小さい代替ガスの開発
NEDO技術開発機構のプロジェクトにより、このたびSF6と同等の防燃効果が得られるカバーガスとして、OHFC-1234zeおよびCF3Iを開発いたしました。これらは、ともにGWPがSF6の1/1000以下であり、地球温暖化の影響を大幅に低減できるガスとして期待されます。今後マグネダイカストなどで現在使用されているSF6に換わった場合、京都議定書の目標達成計画では約600万トンのCO2削減効果が見込まれています。
【共同開発機関】
セントラル硝子株式会社
東ソー・エフテック株式会社
長岡技術科学大学
日本マグネシウム協会
- お問い合わせ先
NEDO技術開発機構 環境技術開発部 寺田、永水、宮本 TEL 044-520-5251
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