本文へジャンプ

NEDOの取り組み

第5期中長期計画に基づく3つの取り組み

「第5期中長期計画」は、研究開発成果の最大化に向け、2023年度から2027年度の5年間で、NEDOが取り組む計画をまとめています。高度な研究開発マネジメントを通じたイノベーション創出、イノベーションの担い手として期待される研究開発型スタートアップの成長支援、研究開発マネジメントに貢献する技術インテリジェンスの強化・蓄積等に取り組みます。

成果最大化と企業等による社会実装を促進 研究開発マネジメントを通じたイノベーション創出

 エネルギー・環境分野では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、グリーン成長戦略の実行計画を踏まえて、革新的な技術の発掘、開発等を推進します。
 また、産業技術分野では「Society 5.0(ソサエティ5.0)」実現に向け、人工知能(AI)やロボット等のコア技術を中心に、日本が強みを有するものづくり技術との融合を目指し、産学官の英知を結集し、世界最先端の技術を社会に届けていきます。

Start

各分野での情報収集・技術戦略の策定

 世界規模で研究開発の競争が激化している中、国内外から積極的に各分野の情報収集を実施しています。また、情報収集結果を用い、技術戦略の策定やマイルストーン設定を行い、プロジェクトの企画・立案に生かしています。

1-2 Years
NEDOプロジェクトだからできる!
  • 中長期の取り組み
  • 標準化と合わせた研究開発
  • 異業種連携
  • 大規模実証
  • 国際連携

将来の有望分野の発展を研究開発から支援プロジェクト企画・立案

 国内外の研究開発動向調査や有識者等へのヒアリングを通じて、研究開発の目標を設定。イノベーションを通じた経済成長と社会の課題解決を目指し、5年、10年、20年先を見据えたプロジェクトの企画・立案を行います。

2-6 Years

研究開発や実証試験を実施

 研究開発のみならず、民間企業のみでは難しい大規模実証試験まで、一貫してプロジェクトを推進します。常にグローバルな視点で将来予測を行いながら、社会で活用するための認証や制度等も見据え、成果の最大化を目指します。

10
Years

プロジェクトのレビュー・追跡調査

 プロジェクト終了後に第三者による外部評価を実施、厳しい視点でプロジェクトの成果を評価します。また終了後は成果の追跡調査を実施し、プロジェクトが及ぼした経済的・社会的効果のフォローと、その結果をマネジメントの改善に生かします。

豊富な知見を生かしたNEDOのサポート

諸外国との連携・協定

 国際連携を先導し、日本の技術を世界へ。日本の先端技術の普及や情報収集を実施するため、国外でのプロジェクトも実施。各国のさまざまな機関と協定を締結し、積極的な海外展開を支援しています。

社会実装に向けた知財・標準化戦略

 研究開発成果を社会実装へつなげる効果の高い国際標準の獲得を目指します。また、プロジェクト参加チームの知的財産に関する合意形成をサポート。技術の競争力強化や世界市場の獲得を後押ししています。

多様な人材ネットワーク

 産業界、学術界等の外部の専門家・有識者ネットワークを活用し、プロジェクトの採択・評価・技術委員会等を適切に実施しています。

認証や評価、制度等も踏まえて社会実装を後押し

 これまでになかった技術や、革新的な 成果を社会で使っていくために、新たな 認証や評価手法の確立や、制度見直し等 も視野に、関係省庁等と連携しながら、 研究開発や企業等による社会実装を後押 ししています。

分かりやすく情報を発信する広報活動

 研究開発の成果を広く社会一般に分か りやすく届けるため、記者会見や成果報 告会等を実施。データベースの公開等、 さまざまな形で成果を活用いただけるよ う、情報発信・周知に努めています。

マッチング実用化を促進

 研究開発成果の事業化を促進するた め、国内外の展示会等を通じ、新たな潜 在的ニーズの開拓やユーザーへのサンプ ル提供等、ビジネスにつながる活動をサ ポートしています。

イノベーションの新しい担い手を発掘し、新規産業の創出につなげる 研究開発型スタートアップの育成

 経済の活性化や新規産業・雇用の創出の担い手として、新規性・機動性に富んだ研究開発型スタートアップの育成が重要です。そこで、シーズ発掘から、事業化支援に至るまで、シームレスな支援を行うことで、スタートアップエコシステムの構築を推進します。また、官民支援機関や大学等との連携も進め、研究開発型スタートアップの成長にも貢献していきます。

研究開発型スタートアップの事業化に対して伴走型の支援を実施

  • 技術シーズや事業構想を有する起業家候補の発掘・育成支援
  • 経営人材の発掘・育成、スタートアップとのマッチング支援
  • ディープテック・スタートアップの実用化開発、海外技術実証、量産化実証の支援
  • 研究開発型スタートアップの成長に対する高度専門支援人材の育成
研究開発型スタートアップの育成の図

イノベーションの芽を見いだし、社会実装につなげる 技術インテリジェンスの強化・蓄積

 技術戦略研究センターを中心に、国内外のエネルギー・環境技術、産業技術について、有望技術の発掘や社会課題、市場課題の動向把握・分析を継続的に行います。日本が研究開発を実施すべき重点分野を絞り込み、技術戦略の策定およびこれに基づく研究開発プロジェクトの構想に取り組みます。あらゆる角度からの分析を技術戦略や政府の政策等に反映し、研究開発プロジェクト等を通じた経済成長の加速を目指します。

対象分野

技術分野

  • デジタル
    イノベーション
  • ナノテクノロジー・
    材料
  • サステナブル
    エネルギー
  • 環境・化学
  • バイオエコノミー
  • 新領域・融合
    (ゼロエミ農水連携)

横断分野

  • マクロ分析
  • 標準化・知財
  • 海外技術情報

プロジェクトテーマの作り込みへのプロセス

 社会的な要請や課題を踏まえたバックキャスティングと、技術の現状やシーズを踏まえたフォーキャスティングを組み合わせたオールキャスティング型アプローチで、プロジェクトテーマを作り込みます。

プロジェクトテーマの作り込みへのプロセスの図

最終更新日:2023年8月1日