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概要

Focus NEDO 65

ここがポイント!  Focus NEDO 2017 No.65 17世界で初めて、硬性内視鏡による生体組織の3次元イメージングに成功!KTN結晶を使ったスキャナーを組み込むことで、小型、高速、低消費電力で駆動する高品質なイメージングが可能な硬性内視鏡を実現注目技術 今回開発した硬性内視鏡は、KTN光スキャナー2台で構成されています。従来の一般的な光スキャナーが、鏡でレーザー光を反射させる反射型であるのに対し、KTN光スキャナーは透過型であり、レーザー光を折り返すなどの複雑な構成が必要ありません。このため、レーザー光の光軸に沿って少数の光学部品を直線的に配置することで、低損失化を実現。このシンプルな光学系により16mm角×183mm長、重さ60gという長時間の利用に耐えられる小型で軽量な硬性内視鏡を実現しています。 また、KTN光スキャナーと、患部の深さ方向の生体組織を高精細に観察できる断層撮影技術である光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)とを組み合わせて使うことで、患部からの微弱な戻り光を損失無く検出でき、高品質なイメージングが可能となりました。低消費電力で高効率なクリーンデバイスKTN光スキャナークリーンデバイスは、IT機器の普及で予想される消費電力の大幅な増加に対し、エレクトロニクス機器の低消費電力化の実現を通じて、省エネルギー社会に貢献します。◆ 解 説「反射型」ではなく「透過型」で小型・低消費電力化を実現◆ 今後の展望革新的な技術開発を通じて、さらなる省エネルギー化を推進 NEDO事業を通じて本技術の開発に成功したNTTアドバンステクノロジは、動物実験や臨床試験を実施し、医療機器としての実用性を検証していきます。また、さらに幅広い医療分野への展開を目指し、診断機器としての利用に加え、レーザー光を有効活用した治療装置への展開を進めます。NEDOはクリーンデバイスの開発を通じ、さらなる省エネルギー社会を後押ししていきます。KTN 光スキャナーの動作イメージ。硬性内視鏡の構成図。KTN 光スキャナーを組み込んだ硬性内視鏡。取得に成功したヒトの指表面組織の3 次元イメージ。体の表面に小さな穴を開けるだけで、組織内部のイメージをリアルタイムに観察しながら低侵襲な診断・治療を行うことが可能に機械的な可動部分が無い構造のため、振動せず、長時間安定して精密な操作が可能に