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概要

Focus NEDO 65

06NEDOプロジェクトが進めるNEDOではロボットやドローンの性能向上のための技術開発に加えて、社会実装に向けた取り組みも加速しています。実際のプロジェクトを通して、インフラ維持管理、災害対応、ものづくり、サービスといった各分野において、人とロボットが共存する未来像を明らかにしていきます。建設から50年を過ぎて、老朽化する橋やトンネルが加速度的に増えています。維持管理するには費用も専門的人材も必要です。特に、全国70万ほどの道路橋の約7割を保有している地方自治体にとって、財政面や技術者不足は大きな課題です。そこで、NEDOは企業や自治体と連携し、ロボットやドローンを使って効率よく橋やトンネル、ダム等のインフラ構造物を点検支援する未来社会の早期実現を目指しています。その取り組みの一つが、「インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト」において実施した、(株)イクシスリサーチが富士フイルム(株)と共同開発した「橋きょうりょう梁近接目視代替ロボット」による、神奈川県川崎市内の橋での実証実験です。ロボットは懸垂型で、損傷の大きさやひび割れ幅、撮影した画像位置を把握できる二眼カメラを搭載。作業者の代わりに橋をくまなく撮影し、画像と位置情報をデータベースに蓄積します。イクシスリサーチの山崎文敬代表取締役は「そもそも橋は高い所にかかっているので、人が点検を行う場合には足場の設置と撤去にかなりの時間と費用がかかり、その間通行の妨げになることが課題となっています。ロボットが点検支援すれば橋桁を隅々まで撮影する時間はかかりますが、ワンボタンでデータの整理ができるので、全体で見ると大幅な作業時間短縮が可能です」とロボットの有効性を説明します。富士フイルムの菊池浩明氏は「橋の裏側等の暗い環境でも損傷を見つけることができる高画質なカメラと明るい照明を搭載しており、点検で要求される0.1mm幅のひび検出に対応データの収集・管理をロボットを使って効率化技 術 開 発 × 社 会 実 装橋やトンネル等の老朽化問題の解決を加速人による目視点検や手描き作業を効率化インフラ維持管理ココが変わる!特集 1インフラ維持管理・災害対応・ものづくり・サービスが変わる! ロボット・ドローンのある未来社会写真左から山崎文敬 氏株式会社イクシスリサーチ代表取締役菊池浩明 氏富士フイルム株式会社R&D統括本部画像技術センター矢口智行 氏川崎市建設緑政局道路河川整備部道路施設課課長内山佳親NEDOロボット・AI部主査川崎市内での橋梁点検実証実験の様子。