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概要

Focus NEDO 65

08日本は産業用ロボットの出荷・稼働台数で世界一の国です。しかし、用途を特化したロボットの導入費用は高く、中小企業等はロボットを十分に活用できていない面があります。そこでNEDOは、中小企業等のもつ特定ニーズに応えられるような用途として、ニッチ(隙間的)なものづくりに特化したユニークなロボットの開発に注力してきました。さらに、もう一つのアプローチとして、汎用的なロボットシステムの開発も進めています。例えば、アーム部分は共通の形にして、先端のピッキング部分だけ用途によって付け替えるようサービス分野(非製造分野)では、ロボットが効果的に行える作業にロボットを積極活用することで、人が人の価値をより高く見いだせる作業や活動をすることができるようになります。NEDOは「ロボット活用型市場化適用技術プロジェクト」において「全自動衣類折りたたみ機」の開発に助成をしています。seven dreamers laboratories (株)がパナソニック(株)や大和ハウス工業(株)と共同開発し、2017年度内の発売を目指している製品「ランドロイド」です。ランドロイドの下部ボックスに衣類を入れると、画像処理技術やロボットアーム等が連携して衣類を折り畳み、アイテム別、家族別などに仕分けして収納することまで可能です。本開発により、衣類の動きや状態を画像処理技術により把握しながら制御する部分と、形の崩れやすい柔軟物をハンドに、汎用性を高める新たな共通化技術を「プラットフォーム・ロボット」に導入することで、より安価なロボットをより多くの企業が購入できるようになります。「easy to use」(使いやすい)というキーワードを念頭に、ものづくりの分野でも貢献していきます。リングする部分の技術を高めています。同社robotics事業部の北川宏司氏は、「2005年から開発を始め、ようやく皆さんの生活の中で使っていただけるメドが立ちました。このロボットは、目の役割を果たす画像解析、誰の洋服か判断するAI、折り畳む手の役割となるロボティクスという、3つの技術がカギとなっています。将来的には洗濯物を畳むだけではなく、乾燥機と連動させたり、タンスの奥に眠る洋服をデータ化し新たなコーディネートを提案するなど、“オンライン・クローゼット”という概念も実現したいと考えています」と話します。NEDOロボット・AI部の木村紀子主査は、「すでに、家電メーカーや住宅メーカーと連携されていますが、家庭のみならずホテルやアパレル等、開発成果の活用が見込まれる市場は大きいと思います」と期待を寄せています。「ニッチ」そして「汎用」の両面から「easy to use」を目指す画像認識技術で衣類を認識しロボットアームが折り畳む特集 1インフラ維持管理・災害対応・ものづくり・サービスが変わる! ロボット・ドローンのある未来社会中小企業のものづくりの力がさらに向上「プラットフォーム・ロボット」の実現へものづくりココが変わる!サービス業の裏方作業をロボットが担う生活時間をより有効に、生産性の高い活動へサービスココが変わる!衣類を無造作に入れておけば、畳んだうえに仕分けしてくれる。1枚あたり5~12分かかるが、就寝中や外出時に畳んでおいてくれる。写真左から北川宏司 氏seven dreamers laboratories株式会社robotics事業部木村紀子NEDOロボット・AI部主査柔軟物の変形状態を認識して作業するロボット。ケーブル組み付け等これまで自動化が難しかった領域でのロボット活用の拡大が期待される。