NEDO:新エネルギー技術開発部

はじめに

はじめに

近年では、化石燃料の消費に伴う大量の二酸化炭素の排出が地球の気温を上昇させるという地球温暖化を引き起こしています。この地球の温暖化は、気候の変化や氷河融解による海水面の上昇など、人類の生活環境や動植物の生息環境に深刻な影響を生じさせます。このため、1997年12月「地球温暖化防止京都会議」(京都議定書)において、先進国の温室効果ガスの排出削減目標が決められました。

我が国においては、石油代替エネルギーへの転換と新エネルギーの開発を加速させ、エネルギー源の多様化による供給の安定化とエネルギー源起源の二酸化炭素の抑制が進められています。

新エネルギーとは、自然の力を利用したり、今まで使われずに捨てていたエネルギーを有効に使ったりするもので、石油への代替や二酸化炭素の排出量を減らすことができるなど、地球環境にやさしい再生可能エネルギーです。

風力発電は、新エネルギーの中の一つで、風力エネルギーの最大40%程度を電気エネルギーに変換できる、比較的効率の高いシステムです。

我が国の新エネルギーについては、1997年に「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法(新エネ法)」の施行により、政府による新エネルギー導入促進策の強化が図られるとともに、地方公共団体や民間企業・団体等により活発な取り組みが進められてきました。2001年6月、経済産業相の諮問機関である総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会によって、2010年度における新エネルギーに関する導入見通しが試算され、風力発電における導入目標としては300万kWが設定されました。また、2005年3月総合資源エネルギー調査会需給部会の「2030年のエネルギー需給展望」には、2030年度目標値が答申されています。


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