成果報告書詳細
管理番号20110000000998
タイトル平成22年度成果報告書 省水型・環境調和型水循環プロジェクト 水資源管理技術研究開発 水資源管理技術の国内外への展開に向けた実証研究 うち「エジプト・アラブ共和国における造水・排水処理水循環実証研究事業」
公開日2011/7/28
報告書年度2010 - 2010
委託先名株式会社日立プラントテクノロジー 双日株式会社
プロジェクト番号P09011
部署名環境部
和文要約本プロジェクトでは、エジプトの工業都市における、既存下水処理場(生活排水と軽工業の排水を処理)からの処理水を再利用することを想定し、現地における各種調査および事業性に関わる諸検討をもとに、ビジネスとしての実施可能性を検討した。
 実証サイトとしては、軽工業、重工業の工場数が1300件を超える10th of Ramadan Cityの下水処理場を選定した。この下水処理場においては、既存設備の処理では一次処理までが精一杯であった。ナイル川や運河に放流する基準については満足できない水質であり、近隣のプランテーションといわれる雑木林に放流しているのが現状であった。また、このような水は灌漑用の再利用水とすることも当然不可能である。
 このように下水の処理が満足にできていないという状況がある一方で、エジプト国内には今後訪れるであろう水不足という深刻な問題も存在する。
 エジプト国においてはこれらの問題に対処すべく水資源対策(NWRP2017)を国家主導で推進中であり、再利用水についても前向きな姿勢を見せている。
 今回の実証サイトとなる10th of Ramadan Cityについては、工業都市であるため農業優先の水利用を考慮すると、水不足については深刻な問題となり、再利用水の需要が高まることは間違いない。
 上記で述べた下水処理水の問題と水不足に関する再利用水の需要の拡大に対する方策として、今回提案したMBR+ROという水処理膜設備の導入は大いに望まれるものである。
 現地のMHUDD( 住宅・公益・都市開発省)やHCWW(給水・排水ホールディング)及び処理場管理会社には、これらの背景及び膜処理設備については既に説明済みで、好感触を得ている。
 事業性に関しても、現状の下水を高度処理まで行い、再生水として販売することと考えると十分採算性の見込めるものとなる試算結果を得ている。
 また、放流基準を満足するために、現状の処理水を他処理場に運搬して二次処理を行うことを考えると、膜処理設備を導入した方が約85%のエネルギー削減となる結果を得た。更に、工業用水として海水淡水化設備を導入した場合に比較し、膜処理設備による下水再利用水を採用した場合、約43%のエネルギー削減となる試算結果を得た。
英文要約In this project, we assumed to reuse the water which is treated at STP plant in Egyptian Industrial City, and examined the feasibility of business, based on researches and examination about business in Egypt.
We selected 10th of Ramadan City STP as demonstration site, the city is industrial city at that there are more than 1300 light and heavy industries. At this STP, the existing plant works as primary tratment. This quality is not satisfied the standards of discharge to the Nile River and canals, the treated water is discharged to the plantation near STP under the present situation. So, we can't reuse the water for the irrigation.
The treatment of sewage is not enough as just described, on the other hand Egypt has the problem of water shortage crisis in future.
In Egypt, the government promotes NWRP2017 as action for this problem.
At 10th of Ramadan City, the water shortage crisis will be serious and the reuse water will be necessary.
MBR+ RO system is best solution for the scheme to STP problem and water shortage crisis.
We explained this scheme and background to MHUDD, HCWW and GCSDC, and they seemed to have an agreeable impression.
Regarding the business, we got the calculation result that it is economically feasible.
In addition, this plant will get the energy reduction of approximately 85% as against carring to the other processing plant and treating.
And this plant will get the energy reduction of approximately 43% as against adopting the desalination plant in this case.
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