成果報告書詳細
管理番号20110000001258
タイトル平成21年度成果報告書  平成21年度第2回採択産業技術研究助成事業 09C46570d 超低電力電圧駆動型スピン偏極・配向化技術の開発 平成21年度中間
公開日2011/9/9
報告書年度2009 - 2009
委託先名東京工業大学谷山智康
プロジェクト番号P00041
部署名研究開発推進部
和文要約Feおよび巨大磁歪材料FeGaエピタキシャル薄膜と強誘電体BaTiO3とのヘテロ構造をMBE法により作製し、BaTiO3の構造相転移に伴い誘起される界面歪みがFe, FeGaの磁気異方性に与える影響を詳細に調査した。その結果、BaTiO3のtetragonal相からorthorhombic相への構造相転移温度において、いずれも磁気異方性が4回対称(tetragonal相)から2回対称(orthorhombic相)に明瞭に変化する結果を見出した。また、歪み誘起スピン偏極制御に関連して、Fe/Cu/Fe/BaTiO3巨大磁気抵抗ヘテロ構造を作製し、Fe/Cu/Fe構造の磁気抵抗が構成磁性層のスピン偏極率と密接な関係を持つことに着眼することで、BaTiO3の構造相転移により誘起される界面歪みがスピン偏極率に与える影響を調査した。その結果、BaTiO3の構造相転移温度においてスピン偏極率が明瞭に変化することを見出し、歪みとスピン偏極率との関連性を明らかにした。さらに、電圧印加によりFeドットの磁区構造が制御可能であることを見出した。以上の成果は、強磁性体に歪みを誘起することで磁化配向とスピン偏極率を制御できることを実証するものである。
英文要約We have studied the effect of interface strain on the magnetic anisotropy of Fe and FeGa epitaxial layers on BaTiO3 and find that interface strain gives rise to a clear change in the magnetic anisotropy from four-fold symmetry at room temperature to two-fold symmetry in the orthorhombic phase of BaTiO3. Also, we find that the structural phase transition of BaTiO3 causes modifications of the spin polarization of Fe in an Fe/Cu/Fe giant magnetoresistance structure. Moreover, it is shown that the application of electric voltage varies the magnetic domain structure of lithographically defined Fe dots on BaTiO3. These results clearly demonstrate that the control of interface strain provides a basis for manipulating the magnetization orientation and spin polarization of ferromagnetic materials.
ダウンロード成果報告書データベース(ユーザ登録必須)から、ダウンロードしてください。

▲トップに戻る