成果報告書詳細
管理番号20130000000323
タイトル平成24年度成果報告書 NEDOプロジェクトから生まれた製品、NEDOインサイドに関する体系化調査
公開日2013/5/29
報告書年度2012 - 2012
委託先名株式会社三菱総合研究所
プロジェクト番号P09018
部署名評価部
和文要約 NEDO では、終了プロジェクトにおける研究開発成果の活用状況や売上、波及効果等についての追跡調査を実施し、その結果をプロジェクトマネジメントの改善に反映させている。しかし、この追跡調査では、プロジェクト終了後6年間における成果のみを調査対象としているほか、調査対象技術が限定されており、6年以上の年月をかけて、研究開発成果が広く社会に浸透、あるいは課題解決に貢献している製品・プロセスについては捉えることができていなかった。そこで、6年間の追跡期間を超えた開発成果を含む、幅広いNEDO研究開発成果の費用対効果を把握するため、NEDO では平成21年度に「NEDOインサイド製品」として30製品を抽出。さらに、昨年度には、新たに20製品を追加したNEDOインサイド50製品に関する経済効果や機能発現、波及効果等の把握と、NEDOインサイド製品がもたらす効果の整理に努めてきた。
 本調査では、これまでのNEDOインサイド製品に関する検討経緯を踏まえ、NEDOインサイド製品に関するデータの追加や見直しと、新規NEDOインサイド製品20製品に関する予備調査を行った。また、本調査で70製品となったNEDOインサイド製品の効果をわかりやすく表現する手法を検討し、代表的なNEDOインサイド製品の開発経緯や特性を1製品1枚にまとめた個票、NEDOインサイド製品の広がりを端的に示した体系図、NEDOインサイド製品の社会的便益を示す体系図の3種類の資料を作成した。特に、社会的便益にかかる体系図については、必ずしも大きな経済効果は生み出していないものの社会的便益の大きなNEDOインサイド製品の重要性をいかに伝えるかを念頭に、『幸福度』等総合評価指標の導入を含め、NEDOインサイド製品の多様な社会的便益の表現方法について検討を行った。
 さらに、昨年度『NEDOプロジェクトから生まれた製品、NEDOインサイドに関する俯瞰調査』において、NEDO研究開発成果が当初目標以外の分野に活用されている可能性や、当時のNEDOプロジェクト参加事業者以外の事業者等に技術伝播している可能性の一端が示唆されたことを受けて、NEDOインサイド製品によるこうした効果の広がりを把握するためのケーススタディを実施した。具体的には、NEDOプロジェクトテーマの代表的な3 類型を念頭に、プロセス技術である燃焼技術、素材技術である高分子技術、社会要請対応型技術である3R技術の3テーマを選定し、各テーマの研究開発経緯やNEDOプロジェクトの役割、波及/派生効果の広がりについて調査を行
った。ケーススタディ結果より、NEDOプロジェクトが果たす役割はプロジェクトテーマによって大きく異なること(プロセス技術では『インテグレーター』、素材技術では『インキュベーター』、社会要請対応型技術では『インタープリター』として機能)や、NEDOプロジェクトが当初期待している直接的な効果以外に雇用創出、技術伝播、日本のプレゼンス向上等多様な波及/派生効果が広がっていることが確認できた。
 こうした、NEDOインサイド製品に関する多面的な調査結果を元に、NEDOにおける今後のプロジェクトマネジメントにフィードバックできる項目として、技術ニーズの時系列的な変化を踏まえた開発スケジュール立案の重要性や、NEDOプロジェクト終了後の成果展開支援等を抽出し、提言した。
 なお、本調査において考え方の整理やわかりやすい表現については、各分野の有識者で構成するワーキンググループにおいて充分な議論を行いつつ検討を進めた。
英文要約 Over the last 30 years, NEDO (New Energy and Industrial Technology DevelopmentOrganization) has been conducting a few thousand research and development projects whichcontribute to society in varied ways. These projects are followed up for 6 years in terms of practical use, sales, and ripple effects. But the results or the outcomes after the follow-up period have not been covered well. Some of important contributions or technological expansions from NEDO projects might not be well explained.
From such backgrounds, NEDO has focused on long-term effects of “NEDO inside”products, in which core technologies from NEDO projects were used. Since 2009, NEDO had investigated 50 NEDO inside products from the aspects of economic and ripple effects.
This research firstly focused on revising these results. Along with updating the information, more NEDO inside products were sought, and 20 products were added accordingly.
Secondly, the benefits of these 70 NEDO inside products were presented in three ways: (1) explaining the features of individual products, illustrating (2) their prevalence in daily life and (3) social benefits. Among them, social benefits from the NEDO inside products were evaluated from various aspects. Expressions of them were also discussed (including a comprehensive index of “happiness level”) especially for the benefits which cannot be economically evaluated.
Thirdly, case studies were conducted to demonstrate the expanses of NEDO projects.The “expanses” mean here ripple effects such as application of technological development of NEDO projects outside the original project scopes. This was pointed out in the last year’s research and detailed investigations had been needed. In this research, three fields were intensively studied and, consequently, the roles of NEDO projects were particularly characterized as follows: (1) process technologies (e.g. combustion) as “integrator”, (2) material development (e.g. polymeric technology) as “incubator”, and (3) social problem solutions (e.g. 3R technologies) as “interpreter” The results revealed that NEDO projects have played many important social roles through employment creation, technology spin-offs to other fields, and increasing Japan’s presence to the world and other effects.
Finally, several suggestions for a better NEDO project management were made, which include schedule planning considering the future technological needs, and post-termination support for industrial application.
An expert working group was organized for the advice regarding technical judgments and expressions easy to understand for public.
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