成果報告書詳細
管理番号20130000000927
タイトル平成24年度成果報告書 平成21年度第1回採択産業技術研究助成事業 09C46076a 無機NIR発光体を用いた新規がん医療診断技術の開発 平成24年度最終
公開日2014/6/13
報告書年度2012 - 2012
委託先名独立行政法人理化学研究所座古保
プロジェクト番号P00041
部署名技術開発推進部
和文要約前年度までに達成した1-2μm帯域の近赤外で励起・発光が可能な希土類含有セラミックスナノ粒子(Y2O3粒子)の表面に抗体を修飾し、がん細胞特異的イメージング可能なRED-CPN開発を行った.前年度には粒子表面への効率的なPEG修飾法および抗体固定化法を開発したが、本年度はがん特異的な抗体として、がん細胞に多く発現する上皮細胞接着分子(EpCAM)を標的とする抗体を粒子表面に固定化した.粒子表面にはアビジン分子が固定されているため、ビオチン化された抗EpCAM抗体を簡便に固定化することが可能となる.その他様々なビオチン化抗体を固定化することが可能となる.まずEpCAMを過剰に発現しているヒト乳がん細胞MCF-7を染色し、NIR励起によりNIR蛍光を検出するNIRイメージングをおこなったところ、抗体を固定化した粒子によるNIR蛍光が観察された.抗体未固定の粒子を用いたコントロール実験ではNIR蛍光が観察されなかったことから、がん特異的なイメージング可能なRED-CNPが開発できたことが明らかとなった.
本年度はさらに前年度に開発した近赤外腹腔鏡イメージングシステムを用い、ブタを対象にしたモデル手術を行った.前年度では近赤外光をロスしないコーティングを施したレンズを有する腹腔鏡を開発することで、腹腔鏡による切り出したブタ大腸壁を通したNIR発光観察が可能であることを示した.今年度は内視鏡でRED-CNPを塗布したNIR手術用クリップ及び溶液をブタの仮想大腸ガン部位に固定化もしくは注入し、新たに開発した近赤外腹腔鏡イメージングシステムにて大腸外部から腸壁越しに仮想ガン部位を視認することに成功した.さらに腹腔鏡手術による大腸がん切除に成功した.
英文要約We have already successfully developed phosphors that shows NIR emission at 1.5 μm under NIR excitation at 980 nm by using Yb and Er-doped yttrium oxide nanoparticles (Y2O3:YbEr-NP). The emission intensity was strong enough for detection through animal tissue. This year we have developed antibody- modified Y2O3:YbEr-NP for cancer cell imaging, and demonstrated cancer cell-targeted NIR-NIR imaging. We also have improved our NIR-laparoscopy system as it can obtain VIS and NIR images simultaneously.
ダウンロード成果報告書データベース(ユーザ登録必須)から、ダウンロードしてください。

▲トップに戻る