成果報告書詳細
管理番号20140000000592
タイトル平成26年度成果報告書 「インド共和国(印国)におけるスマートグリッド分野のキャパシティ・ビルディングの有効性に関する調査」
公開日2014/8/23
報告書年度2014 - 2014
委託先名THEパワーグリッドソリューション株式会社
プロジェクト番号P93050
部署名国際部
和文要約スマートグリッド関連技術を使用して構築される配電システム・インフラの運用ノウハウの提供等を含むキャパシティ・ビルディングを行うことによって、日本の配電インフラシステムの輸出に貢献するという普及推進事業の可能性について調査検討した。
規模および送電ロスの大きさ、設備導入を検討している等から最も課題解決時の効果が大きいと判断した結果、調査対象は、インド国ハリヤナ州の配電会社UHBVNが管理するパニパットを選定した。
インド国内では、2008年7月から電力省が主体となってR-APDRPが実施されており、UHBVNにおいても配電システムのIT対応として、GIS、AMIなどの整備が行われてきた。さらに電力省配下の省庁間連携組織であるISGTFでは、スマートグリッド技術の導入に関する検討が行われており、調査対象であるパニパットは、この事業の一環として計画されているISGTF パイロットプロジェクトの1つに選定されている。
UHBVNの全体販売電力量は10,726.5(GWh)である。今回のプロジェクトエリアであるパニパットは113.9(GWh)で約1%程度の規模であるがAT&Cロスは約20%と高くUHBVNにおいても最優先で解決すべき課題として捉えられている。
UHBVNの組織は、設備運用部門と計画・建設部門に大別され、設備運用部門に関しては各地域に点在している。その運用部門にてKPIが設定されており、改善目標値も掲げている。
UHBVNのKPIは大きく5種類に大別され、1.AT&Cロスの低減、2.柱上変圧器故障率の削減、3.SAIFI/SAIDIの改善、4. 顧客満足度の確保、5.安全の確保である。
これらのKPIを改善するために、スマートグリッド技術の導入が推進されているが、日本の配電インフラシステムの輸出の拡大のためには、OTとITの二つの本邦技術を組合せることが売切りである欧米、中国ベンダーとの差別化を図るために重要である。まず初めにOT(キャパシティ・ビルディング)によってIT(スマートグリッド技術)を使いこなす素養をつける。そしてOT自体をITツールを駆使し効率よく実現し、OT知見をIT技術でパッケージ化して拡大していくことで現地において本邦技術が拡大していくことにつなげていく。具体的には下記ステップを今後実証すべきと考える。
1) UHBVNの通常業務遂行のための基礎体力の向上(レベルアップ)をキャパシティ・ビルディングによって図る。
2) その基礎体力ができた上で、今回構築する新たなスマグリ技術を使ったインフラを有効活用するためのキャパシティ・ビルディングを実施する。
3) 通常業務遂行のための基礎体力の向上、スマートグリッド運用という日本としても新たな知見に関して、OTとITを中心にシステムの付加価値を高めるべく、データとして知見を収集、蓄積できるような体制、システムを構築し、スマートグリッドとその運用をパッケージ化し拡大していく。
英文要約This report describes the possibility of promoting business by carrying out an operational know-how of the power distribution system to contribute to the export of power distribution infrastructure system using the smart grid-related technologies in Japan.
The results of the preliminary survey, the study area is selected as Panipat in India, distribution company is UHBVN (Uttar Haryana Bijli Vitran Nigam Limited).
In India, R-APDRP (Restructured Accelerated Power Development and Reforms Programme), have been conducted Ministry of Power from July 2008. UHBVN also carried out IT support system development for distribution system, such as GIS, AMI and etc. under this program.
ISGTF (India Smart Grid Task Force) is an interagency collaborative organization under the Ministry of Power study on the introduction of smart grid technology has been further performed. Panipat has been selected as one of the ISGTF Pilot Project.
The entire amount of electric power sales of UHBVN is 10,726.5 [GWh]. Panipat has approximately 1% at 113.9 [GWh], but about 20% AT & C losses are seen as problems to be solved at the highest priority in UHBVN.
KPIs of UHBVN are a) reduction of AT & C losses, b) reduction of the pole transformer failure rate, c) improvement of SAIFI / SAIDI, d) ensuring customer satisfaction and e) safety.
In order to improve the KPI of these, the introduction of smart grid technology has been promoted. And to make effective use of the smart grid technology, it is also important to improve OT(Operation Technology).
To demonstrate smart grid technology incorporated with operation technology, future program should be planned the following steps;
1) Improve the normal business operations capacity of UHBVN using Japanese operation know-how.
2) Create the capacity for effective use of infrastructure with new smart grid. In this process, collecting the knowledge as data in IT system.
3) Pack the smart grid system and operation knowledge in IT system for effectively expand to other area.
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