成果報告書詳細
管理番号20140000000631
タイトル平成24年度-平成25年度成果報告書 IT融合による新社会システムの開発・実証プロジェクト (都市交通分野) パーソナルモビリティのスマートシェアリングシステムに関する研究開発
公開日2014/11/19
報告書年度2012 - 2013
委託先名トヨタ自動車株式会社 独立行政法人産業技術総合研究所
プロジェクト番号P12009
部署名ロボット・機械システム部
和文要約(A)シェアリングシステム開発
本プロジェクトでは、多彩なエリア(街、駅、店、ホテル、モール、マンション、公園等)において、屋内・屋外をシームレスにつなぎ、人と街と道と店とをつなぐネットワークとコミュニティーを作り、街と人の移動や生活をより活性化させることを目的とするパーソナルモビリティ(以下、PM)のスマートなシェアリングシステムの開発を行った。システムは、以下の特徴および機能を有する。
・「屋内外でシームレスに走行可能」「子供から高齢者まで、簡単・安全・安心して操作できる」「小型軽量」「ゼロエミッションな電動モビリティ」という特徴があるPM
・PMを誰でも簡単に貸出・返却が行えるステーション
・スマートフォンなどのIT機器とも連携可能で、ビッグデータをもとにポイントクーポン等の導入先を活性化するサービスなどシェアリングに必要な機能をパッケージ化したシステム
本プロジェクトにより、PMのスマートシェアリングサービスに必要なすべての機能の開発を行うことができた。

(B)パーソナルモビリティシェアリングシステム導入に係わる予測モデル構築と評価
 PMシェアリングシステムを対象とした、人の流れのミクロ・マクロシミュレータを構築することを目的とし、シミュレータに利用するための実証実験の遂行、及び実証実験から得られた実験データの分析を行った。実証実験では、三つの公道環境下(産総研-つくば駅間、研究学園駅-ショッピングモール間、研究学園駅-つくば市役所間)においてPMを用い、PMから得られる走行データ(速度、ふらつき、ヒヤリハットなど)や被験者からアンケートデータを取得した。本実験により、総距離約230km、被験者30名による100回乗車分の公道実証実験データを得ることができた。すべてのデータ分析の結果、本実験期間において、事故や怪我、事故に直結する重大なヒヤリハットは確認されず、PMの一定の安全性を示すことができた。 また、シミュレータで活用するための、個人や走行環境などに依存する速度、ふらつきなどの走行データを、車速センサ、加速度計、レートジャイロ、GPS等により取得することができた。
 シミュレータに関しては、利用者のモビリティ利用行動をモデル化し需要予測を行うための行動モデルシミュレータと、パーソナルモビリティと歩行者の相互作用を検討するためのミクロシミュレータの2種類について開発を行った。行動モデルシミュレータは、台数制限があり乗り捨て可能であるというPMシェアリングの特性を反映した移動行動をシミュレートする。ネスティドロジットモデルで利用者の行動をモデル化し、上記実験のデータに基づくパラメータを用いた。ミクロシミュレータに関しては、独PTV社の交通シミュレーションソフトウェアVISSIMをベースとしてプロトタイプを構成した。行動モデルシミュレータでは、PM移動速度や台数、充電ステーションの数やPM収納台数などを変化させることで、人流予測やステーションの最適配置などに使用可能であることを確認した。ミクロシミュレータでは、歩行者の追い抜きやすれ違いなど、人混在環境での安全性評価ができることを確認した。
英文要約(A)Designing the architecture of Sharing System of Personal Mobility (PM)
We can see increasing demand for more sustainable and universal mobility platform and service in terms with the aging population and global warming. The purpose of the project is to design PM sharing system with following features. *compact, sustainable and universal with less resources and emission *used indoor-outdoor and connected into the public transportation, providing seamless transportation and accessibility *available for every individual for personal use *connected to IT devices, providing ubiquitous navigation to users to provide safe, comfortable and convenient transportation *enabling various partners to provide sharing service of PM as ASP/CLOUD system.

(B) Construction and evaluation of predictive model for PM sharing system
1) Demonstration data acquisition and analysis for simulator construction
We have performed experiments to obtain various kinds of data on PM sharing under real world conditions. In the experiments, three routes ( AIST - Tsukuba St., Kenkyu-gakuen St. - Tsukuba City hall, and Kenkyu-gakuen St. - Shopping mall) were chosen, and the total running distance was about 230km. No accidental scenes were observed during experiments, thus it is supposed that the experimental data proved PM’s safety. Also, the experimental data on personal driving feature and course environments were utilized for simulator.
2) DeveloPMent of simulator
We have developed two types of simulators for evaluating the effect of PM sharing systems. One is a behavioral model simulator for mobility choice based on a human behavioral model. This simulator is intended for large scale demand prediction and optimal planning of both location and capacity of PM stations. Behavior of users is modeled by a nested logit model. Parameters obtained by the above experiments are used. The other is a simulator, based on a traffic simulator VISSIM by PTV, for human-PM interaction in moving. Preliminary simulations were conducted on these simulators.
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