成果報告書詳細
管理番号20140000000472
タイトル平成25年度成果報告書 健康安心イノベーションプログラム 「がん超早期診断・治療機器の総合研究開発 超早期高精度診断システムの研究開発:血液中のがん分子・遺伝子診断を実現するための技術・システムの研究開発 血中分子・遺伝子診断のための基礎技術の研究開発(がんの発症を予測するシステムの開発 小型診断用質量分析装置の開発によるエクソソーム診断)」に関する研究
公開日2015/3/10
報告書年度2013 - 2013
委託先名独立行政法人国立がん研究センター
プロジェクト番号P10003
部署名バイオテクノロジー・医療技術部
和文要約がん細胞は細胞外分泌顆粒(EVs)を体液中に分泌する。
エクソソームマーカーを開発する過程で、簡便なベンチレベルでの解析を実現する目的で、2種類の抗体ビーズを用いた蛍光反応による検出システムの構築と、最適化を実施した。
またこのベンチ上での簡便な操作は、1.5時間程度でその反応から検出行程を完了する事が可能な事から、従来の超遠心による回収を経てのELISAベースの方法に比較して、
簡便かつ高感度なエクソソームの検出系である事が実証された。国立がん研究センタ-中央病院のバイオバンク及び連携先である他施設の臨床検体を用いて、
大腸がんのエクソソーム特異的マーカーとして既に同定していたCD147の有効性を評価した結果、CD147及びCD9陽性の血清エクソソームは大腸がん患者血清で有意に高い陽性を示した。
さらに外科的手術後は、CD147及びCD9陽性エクソソームは正常値にまで低下した。また陽性の患者は主にステージIの早期がんであり、従来のマーカーであるCEAおよびCA19-9は陰性であったことから、
本エクソソーム診断マーカーの優位性が示唆され、本研究の主目的であるイムノアッセイ一体型小型診断用MS機器の開発の機能検定のためのマーカーが決定した。 
英文要約Cancer cells secrete small membranous extracellular vesicles (EVs) into their microenviroment and circulation.
Although their potential for cancer biomarkers has been promising, their identification and quantification in clinical samples remain challenging.
Here, we describe a highly sensitive and rapid analytical technique for profiling circulating EVs directly from blood samples of patients with colorectral cancer.
EVs captured by two types of antibodies and detected by photosensitizer-beads enable us to detect cancer-specific EVs without any purification process.
We also show that circulating EVs can be used for early stage diagnosis of colorectal cancer using cancer-EVs specific antigen, CD147.
This work established a novel ultra-sensitive detection technology of disease-epecific circulating extracellular vesicles,
opening new perspectives in translational medicine both in diagnosis and therapy and could be used for the development of a novel platform of EVs diagnosis based on MS-method in our NEDO team.
ダウンロード成果報告書データベース(ユーザ登録必須)から、ダウンロードしてください。

▲トップに戻る