成果報告書詳細
管理番号20160000000826
タイトル平成27年度ー平成28年度成果報告書 人工知能に関する研究実態調査
公開日2016/9/15
報告書年度2015 - 2016
委託先名みずほ情報総研株式会社
プロジェクト番号P09018
部署名技術戦略研究センター
和文要約 近年、人工知能の研究開発をめぐる国際的な競争が激しくなっており、人工知能は製造業、交通、医療・健康、介護、物流、インフラ・エネルギーなど幅広い分野に渡り、我が国の競争力に関わる重要な分野である。しかし、現在、我が国においては、人工知能の研究分野は細分化し、研究人材については大学や企業などに小規模に分散している状況にある。
 今後、より一層の人工知能研究を加速するためには、日本国内及び海外に関わらず、人工知能分野の研究者数や専門分野及び研究機関の最新の動向、人工知能用ソフトウエアや人工知能用データセットの最新の動向を把握する必要がある。そのため、本調査においては、以下の1)~ 3)の項目について調査を行うことにより、人工知能をめぐる国内外の研究の実態調査を行った。

具体的に以下の調査を行った。

1)研究者、研究機関等の調査
 日本国内及び海外の人工知能研究者を各種データベース等から検索により抽出するために、「人工知能」に係る検索のための方針の策定とキーワードリストの整理を行っている。キーワードリストの整理にあたっては、「人工知能」について広く合意されている明確な定義は存在しないため、人工知能学会における考え方をもとに、リストの整備を行った。また、整備した検索方法、キーワードリストをもとに、検索を行い、被引用者から見たトップ研究者の抽出し、リスト化を行った。日本国内及び海外の人工知能研究を実施している研究機関、企業の研究所等の実態を把握するために、策定したキーワードを用いて、各種データベース等に対し検索した結果から、所属機関の情報を抽出と整理を行った。さらに、抽出した研究者、研究機関の情報をもとに、一部の研究者について所属機関の変遷を追うことにより、異動状況の把握を行った。また、人工知能分野では、論文誌だけでなく、主要な国際学会の重要性が高い。そのため、人工知能分野の主要な国際学会に関し、Accepted Paperの著者の整理を行い、分野等の傾向分析を行った。

2)人工知能用ソフトウェアの調査
 本調査項目では、人工知能用のソフトウェアが達成している実現機能の把握分析を行う。そのために、調査対象のソフトウェアをサービス提供方法の観点からオープンソース、クラウドサービス、その他に分類した。分類にあたっては、ソフトウェアで実現されている機能を軸に、個別の項目が網羅されるようにソフトウェアの調査対象の収集を行った。また、全体の中から特に重要なものを抽出し、詳細について調査を行った。

3)人工知能用データセットの調査
  人工知能ソフトウェアの機能である「予測・検知」、「自然言語処理」、「画像処理」、「音声認識」などの性能を評価するためには、性能評価の条件を明らかにするため、入力するデータ及びデータに関する情報(データの種別、データの量、データの期間など)が整備されているデータセットが必要になる。そこで、本調査項目では、人工知能ソフトウェアの機能である「予測・検知」、「 自然言語処理」、「 画像処理」、「 音声認識」などの性能を評価できる、公開されたデータセットを調査し、整理することを目的とする。そのために、人工知能に関する学術文献において頻繁に使用されているデータセットについて、その内容を分類するための軸を整理し、設定した分類軸の分類が網羅されるようにデータセットの調査対象事例の収集を行った。最後に、データセットが不足しており今後の整備が要請される分野についてまとめを行った。
英文要約Title: Study on actual status of artificial intelligence research (FY2015-FY2016) Final Report

The objective of this study is to grasp domestic and abroad status on artificial intelligence, in which focus is on the distribution of human resources and research institutes regarding artificial intelligence, as well as softwares and datasets in this area.
In order to investigate the situation of the domestic and abroad distribution of excellent human resources in academia and private companies, it is necessary to select and make a list of the major researchers by research activity using databases of major journals and international conferences in this area. It is also necessary to gather information on the statistical distribution of researchers.
As a result, it is found that 1)there are potentially many Japanese researchers of artificial intelligence, but they are not well organized, 2)open source softwares in the area is sufficiently abundant, especially for deep learning, and 3)datasets for benchmarking and testing softwares are abundant but mainly for static machine learning, which means that datasets with dynamical feature is necessary to develop for future artificial intelligence research.
ダウンロード成果報告書データベース(ユーザ登録必須)から、ダウンロードしてください。

▲トップに戻る