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燃料電池・水素技術開発ロードマップ2010策定について

平成22年7月16日
NEDO 新エネルギー部 燃料電池・水素グループ

 我が国におけるエネルギー供給の安定化・効率化、地球温暖化問題、地域環境問題等の解決のためには、国全体として省エネルギーを推進するとともに、新エネルギー技術の開発、コスト削減及び利便性や性能の向上に積極的に取り組むことが必要です。
 燃料電池技術及び水素技術(水素を製造・輸送・貯蔵・供給する技術)は省エネルギー、環境負荷低減、エネルギー多様化、新規産業創出等に資する水素エネルギー利用社会を構築するための中核となる技術であり、地球温暖化問題の深刻化等によりその重要性が増しております。2008年3月5日に策定された「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」において当該技術が重要技術に選定される等、政策的な位置付けも高いです。
 NEDOは研究開発等の事業を産学官連携の体制の下で推進しておりますが、常にステークホルダー(利害関係者)間で「技術開発シナリオ」を共有することが、事業を効率的、効果的に推進する上で不可欠だと考えております。
 上記を踏まえ、我が国燃料電池・水素技術開発において取り組むべき技術課題を明確にし、技術開発の方向性を示すとともに、本分野における産業界・学術界の効率的かつ的確な研究開発への取り組みを先導するために、燃料電池・水素技術開発ロードマップ2010を策定いたしました。
 なお、NEDO燃料電池・水素技術開発ロードマップは2005年に第一版を作成し、今回は3回目の改訂となります。

燃料電池・水素技術開発ロードマップ2010





燃料電池・水素技術開発ロードマップ 改訂ポイント

【ロードマップ全体】
  • 前回のロードマップ策定時(2008年6月)以降に達成された技術開発成果、及び産業界から公表された事業化シナリオ等をロードマップに反映
  • 燃料電池分野/水素分野ともに、技術のコスト構造分析及びコスト予測を実施し、(発電効率や耐久性等の向上に加え、)コストダウンを図るために解決すべき技術課題を洗い出し、ロードマップに反映
  • 時間軸の変更(2010 年(現在)、2015 年、2020 年、2030 年に設定)、及び概要版と詳細版の時間軸を整合
  • 標準化、規制見直しに係る内容を追記
  • ロードマップにおける目標設定の考え方、目標達成に向けた各技術開発の関連等を説明した「解説書」を作成

【燃料電池分野】
  • 前回のロードマップ詳細版において「マイクロ・ポータブル・小型移動体用FC」に係る技術課題等を個別に記載していたが、全体に統合

【水素分野】
  • 「オンサイトステーション」と「オフサイトステーション」の区分けをなくし、「水素の製造・輸送・供給」に係るロードマップを1枚絵にまとめ、両方式の共通項目と個別項目を明確化
  • 燃料電池自動車(FCV)の普及期における水素供給コスト(以前は「水素価格」と表記)は、FCVのハイブリッド自動車に対する燃費優位性、原油の将来の価格上昇を考慮した上で、FCVとハイブリッド自動車の走行燃費が等価になるよう設定
  • 水素供給コストとステーション建設・運用に係るコストの相関を明確化し、それに基づきあるべきステーションコスト等を算出

(参考)

問い合わせ先

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
新エネルギー部 燃料電池・水素グループ(矢部、菅原)
TEL: 044-520-5261   FAX: 044-520-5263