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北海道に於ける再生可能エネルギー由来不安定電力の水素変換等による安定化・貯蔵・利用技術の研究開発で発生した事故に係る調査報告について

平成30年4月4日

NEDOは、風力エネルギーを活用して製造した水素を利活用する下記実証事業を進めてまいりましたが、平成29年11月30日に設備で事故が発生したため、その設置および運転を担う川崎重工業株式会社に対して、安全第一の立場から速やかに試験を中断するとともに原因究明と安全対策を検討するよう指示いたしました。

川崎重工業株式会社は社内の複数の関係部署で構成する事故調査・対策委員会を設置して技術的側面から検討を開始し、その結果についてはNEDOが設置する外部有識者から成る第三者技術委員会において中立的な立場で適切性を評価することといたしました。

今般、これまでの調査・検証の結果と安全対策が第三者技術委員会で適切であると評価されたことを受け、NEDOはその内容を「事故等調査報告書」としてとりまとめて、平成30年4月4日に本事業の実施場所である北海道苫前町へ提出いたしました。

本事業は、苫前町を始め多くの関係者からのご理解とご協力をいただきながら進めてまいりました。今後は、事故原因と安全対策について地元の方々へ十分にご説明し、ご理解を得られれば事業再開の方策を検討してまいりたいと考えております。

本事故等調査により得られた知見は、今後の教訓として役立てるべく、これを広く発信するとともに、公表させていただきます。

1.事業概要

事業名称:
水素社会構築技術開発事業/水素エネルギーシステム技術開発/北海道に於ける再生可能エネルギー由来不安定電力の水素変換等による安定化・貯蔵・利用技術の研究開発
事業期間:
平成25年度~平成30年度(実証開始は平成29年11月27日)
実施者:
豊田通商(株)、(株)NTTファシリティーズ、川崎重工業(株)、(株)フレイン・エナジー、(株)テクノバ、室蘭工業大学
内容:
出力変動する風力発電設備から発生する電力で水を電気分解して水素を製造し、その水素をメチルシクロヘキサンという水素化合物へ変えて貯蔵・輸送した後に利用する技術の実証を行うもの。

2.第三者技術委員会について

委員会名称:
北海道に於ける再生可能エネルギー由来不安定電力の水素変換等による安定化・貯蔵・利用技術開発で発生した事故に係る第三者技術委員会
委員:
土橋 律 教授(委員長) 東京大学工学系研究科化学システム工学専攻
鹿園 直毅 教授 東京大学生産技術研究所 エネルギー工学連携研究センター
横堀 壽光 特任教授 帝京大学戦略的イノベーション研究センター
オブザーバー:
北海道庁、留萌振興局、苫前町

3.事故等調査報告書

水素社会構築技術開発事業/水素エネルギーシステム技術開発/北海道に於ける再生可能エネルギー由来不安定電力の水素変換等による安定化・貯蔵・利用技術の研究開発 事故等調査報告書
―原因究明及び安全対策―

4.問い合わせ先

  • NEDO 次世代電池・水素部 044-520-5261­
  • NEDO 広報部 044-520-5151­