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Press Release

日本初のロボット用知能ソフトモジュールを公開

-ロボットの高性能化、低コスト化などに貢献-
2011年7月27日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 村田 成二

 NEDOは、本日よりロボットが移動、コミュニケーション、作業などを行う際の「頭脳」に相当する様々な「知能ソフトウェア」を共通部品化(モジュール化)したNEDO-RTCs(※1)を公開します。  NEDOは、ロボットの様々な知能ソフトウェアをモジュール化することで、効率的に高性能化、低コスト化等を図る「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」を進めており、今回は、このプロジェクトの成果をサイト(※2)上で公開するものです。  ロボットは、世界をリードする新たな産業や生活を支える重要な技術であり、今後のロボット産業の成長が期待されています。これまでロボット開発は、各メーカーの独自の技術により進められてきましたが、今後は、高性能なロボットが、低コストで効率的に開発されることが期待されます。

  • 図 知能ソフトのモジュール化とロボットへの組み合わせの概念図
    図 知能ソフトのモジュール化とロボットへの組み合わせの概念図

1.背景・概要

 本プロジェクトでは、ロボットテクノロジー(RT)ミドルウェア(※3)を利用して、ロボットが置かれた環境や状況の認識や、自律的な判断・作業を行うための知能要素をモジュール化する「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」を実施しています。
 開発した知能モジュールをロボットシステムに組み込むことにより、その有効性を検証し、その成果であるソフトウエアモジュールを、互換性のある形で可能な限り広範囲に提供(有償を含む)することがプロジェクトの目的のひとつです。
 今回、プロジェクト期間中ですが、開発成果の一部について提供を行う準備が整いましたので、自由に利用していただくためにNEDO-RTCsを公開します。

2.公開内容

 本プロジェクトで開発し、互換性の検証を終えた、「移動制御」「環境認識」「走行経路計画」「コミュニケーション」等の各種モジュールを、順次下記のとおり公開します。
 今回公開する多様なモジュールを自由に組み合わせることで、新しいロボットの開発が容易になります(基本はソフトウェア上のソースコードを自由に閲覧でき、改良できるような形で公開しますが、一部モジュールはバイナリで公開します)。

○「Open RTM-aist」公式サイトに、NEDO-RTCsの公開サイトを開設

(1) Open RTM-aistにて、本プロジェクトで開発し、動作検証を行ったモジュールの公開を行います。

(公開内容)

  • モジュールのソース
  • ドキュメント
  • 問い合わせ情報
  また、モジュールについての質問や技術情報などについて問い合わせを可能とするフォーラムも併せて設置します。

3.お問い合わせ先

(本プレスリリースの内容についての問い合わせ先)
 NEDO 機械システム部 担当:有木(ありき)、高津佐(こうつさ)  TEL:044-520-5240

(その他NEDO事業についての一般的な問合せ先)
 NEDO 広報室 担当:田窪、遠藤  TEL:044-520-5151

【用語解説】

  • 3. RTミドルウェア:アクチュエータ、センサ、制御プログラム等といった様々なロボット技術の要素を通信ネットワーク経由で組み合わせることによって、多様なロボットの機能を発揮させるロボット用のミドルウェアのこと。