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Press Release

使用済レアアース磁石のリサイクル技術開発に着手

2012年8月21日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

 NEDOは、「使用済みモーターからの高性能レアアース磁石リサイクル技術開発」事業として、使用済のハイブリッド自動車や家電製品などからレアアース磁石(*1)回収、レアアース(*2)を効率的に抽出する技術の開発・実証に取り組む5社(3テーマ)への助成を行うことを決定しました。使用済レアアース磁石のリサイクルシステムを構築、レアアースの供給リスク低減を目指します。

(*1) レアアース磁石:レアアースを含む合金を使用することで、従来の磁石と比較して格段に強い磁力を実現した磁石。モーター等の高性能化・軽量化に貢献。本事業ではその中でもネオジム磁石を対象としている。
(*2) レアアース:稀土類元素。17種類の元素からなるグループで、その中でもネオジムおよびジスプロシウムがネオジム磁石に使用されている。

1.助成先企業と助成対象テーマ

〔1〕株式会社日立製作所
  「使用済製品からの高性能磁石リサイクルシステム構築のためのレアアース分離技術の開発」
〔2〕三菱マテリアル株式会社
  「使用済自動車からの希少金属回収技術開発」
〔3〕豊田通商株式会社、豊田メタル株式会社、豊通リサイクル株式会社 (共同申請)
  「使用済HVエンジンユニットの回収及びネオジム磁石リサイクルの事業化に係る技術開発」

2.実施内容

 レアアース磁石の回収と、レアアースの再利用を効率化、低コスト化するための技術開発を行うとともに、その技術を実際にリサイクルシステムの一部として活用するための検証を行います。
 株式会社日立製作所は、省エネ家電製品やストレージ装置等から回収したレアアース磁石から、低コスト・低環境負荷でレアアースを抽出・分離するプロセス技術を開発するとともに、環境影響等を含めた統合コスト評価を実施します。
 三菱マテリアル株式会社はホンダ製ハイブリッド自動車を、豊田通商株式会社、豊田メタル株式会社、豊通リサイクル株式会社の3社はトヨタ製ハイブリッド自動車をそれぞれ主な対象として、自動車から駆動用モーターを取り出し、レアアース磁石を効率的に回収するための技術を開発するとともに、使用済ハイブリッド自動車を回収するプロセス等を含めたリサイクルシステム全体の設計、実証を行います。
  事業名称:「使用済モーターからの高性能レアアース磁石リサイクル技術開発」
  実施期間: 2012年度(予定)
  事業費: 約3億円 (2012年度。2/3をNEDOが助成)

3.お問い合わせ先

(本プレスリリースの内容についての問い合わせ先)
 NEDO 環境部 担当:植野、吉田(准)   TEL 044-520-5251
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
 NEDO 広報室 担当:遠藤  TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp