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Press Release

100形ハロゲン電球を代替する業界最大光度のLEDランプを製品化

―LED化により、消費電力を1/8に削減―
2013年1月8日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

NEDO「次世代高効率・高品質照明の基盤技術開発」プロジェクトの成果を応用し、NECライティング株式会社(以下同社)は、100形のハロゲン電球を代替できる、業界で最も明るい省エネルギーの電球形LEDランプを製品化します。
 同プロジェクトでは、高度な光学設計によるレンズ効率の向上や放熱特性の向上等に取り組んでおり、これにより最大光度でハロゲン電球を上回る業界最高の明るさのLEDランプを実現。スイッチングロス低減等の取り組みにより、非常に高い電源効率も両立しました。
 店舗やショーケースなどの商業施設の照明は、スポット光で大きな明るさが必要となるため、LED化が難しくハロゲン電球が主流でしたが、本製品でハロゲン電球の置き換が可能となり、消費電力を50Wから6Wと1/8に低減することができます。また、寿命はハロゲン電球の10倍の30,000時間となり、省資源化にも寄与します。

  • 今回開発したハロゲン代替電球形LEDランプ LDR6L-M-E11 (※平成25年1月15日発売予定)
    今回開発した
    ハロゲン代替電球形LEDランプ
    LDR6L-M-E11
    (※平成25年1月15日発売予定)
  • ハロゲンランプと同等の光度でムラのない照射をLEDランプで実現
    ハロゲンランプと同等の光度で
    ムラのない照射をLEDランプで実現

1. 背景

我が国の商用施設で消費されるエネルギーのうち、照明は20%近い大きな消費割合を占めています。機器の省エネルギー化が世界的に重要視されている昨今において、エネルギー効率の高い次世代のLED照明を実現し、普及させることは、社会的にも重要な課題となっています。
 こうした背景のもとで、NEDOでは平成21年度から平成24年度まで、「次世代高効率・高品質照明の基盤技術開発」プロジェクトにおいて、高効率・高品質、かつ低コストの次世代LED照明を実現するための技術開発を実施しています。

2. NEDOプロジェクトの成果

〔1〕業界で最高の明るさを実現

LEDランプを明るくするためには、投入電力を大きくする必要がありますが、投入電力を大きくすると回路の温度上昇を招き、効率が低下します。そのため、小型のハロゲン電球と同等サイズのLEDランプで明るさと発熱のトレードオフの問題を解決することは非常に困難でした。
 プロジェクトでは、高度な光学設計によるレンズ効率の向上や、最適なヒートシンク設計による放熱特性の向上により、現状のハロゲン電球と同等のサイズでありながら、最大光度でハロゲン電球を上回る業界最高※の3,300cdを実現しました。これにより、スポット光で明るさを必要とする商業施設やショーケース等におけるハロゲン電球のLED化が促進され、省エネルギー化に寄与します。(※ E11口金電球形LEDランプ 中角タイプ 電球色相当品において)

  • 従来ハロゲンランプとのサイズ比較

〔2〕業界で最高の電源効率を実現

LEDランプの省エネルギー性を向上する上で、スイッチングロスの低減やLEDの順電流の最適化等の課題解決が必要でしたが、プロジェクトにおいて課題の改善を図ることにより、業界最高となる、90%を越える電源効率を達成しました。消費電力は、同社の100形ハロゲン電球の約1/8(6W)となり、非常に高い省エネルギー性を実現します。

  • 消費電力比較グラフ

3. 今後の予定

本成果は平成25年1月30日から2月1日まで開催される「nano tech 2013」で展示されます。

4. お問い合わせ先

(本プレスリリースの内容についての問い合わせ先)
 NEDO 電子・材料・ナノテクノロジー部 担当:工藤、高井 TEL:044-520-5210
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
 NEDO 広報室 担当:遠藤  TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp