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Press Release

スロベニアで統合配電管理システムの導入を目指した事前調査を開始

―再生可能エネルギー大量導入時代の情報管理網を実現―
2014年12月3日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

 NEDOは、スロベニア共和国政府と協力し、配電系統の信頼性の確保と再生可能エネルギー大量導入時代の効率的系統運用の実現に向けた、配電系統向けの共通利用可能な統合配電管理システム(統合DMS:Integrated Distribution Management System)の導入を目指したスマートグリッド実証の事前調査を開始します。
 この実証事業を通じ、我が国の配電管理技術とICT関連技術を用いて、発電・送配電・需要を一貫としたスマートなエネルギーマネジメントシステムを構築し、再生可能エネルギーの大量導入への対応や省エネルギーの推進を目指します。

  • 統合配電管理システムとデマンドレスポンスによるエネルギーマネジメントシステム図

1.概要

スロベニアは1991年にユーゴスラビアから独立後、2004年にEUに属し、現在、EU指令のもと、〔1〕2020年までに全エネルギーの25%を再生可能エネルギーにするという再生可能エネルギー導入目標、〔2〕エネルギー効率を20%改善するという省エネルギー目標、さらに〔3〕電力自由化目標を掲げ、スマートメーター等のスマートグリッド技術の導入を目指しています。
 今年11月に京都で開催されたスマートコミュニティ国際会議(IRED)では、太陽光発電などの再生可能エネルギーの大量導入時代には、発電管理から電力品質管理・需要管理まで一貫した情報管理網の必要性が認識されています。
 そこで、NEDOは、スロベニア共和国政府と協力し、配電系統の監視や電圧調整など信頼性の確保と再生可能エネルギー大量導入時代の効率的系統運用の実現に向けた、配電系統向けの共通利用可能な統合配電管理システム(統合DMS:Integrated Distribution Management System)の導入を目指したスマートグリッド実証の事前調査を開始します。このシステムを導入することにより、配電系統の信頼性の確保等を目的とした配電線管理だけでなく、送電系統側の需給制御・市場メカニズムと協調し、デマンドレスポンス(DR:Demand Response)などを用いた系統全体の需給運用の実現が可能になります。
 この実証事業を通じ、我が国の配電管理技術とICT関連技術を用いて、将来的には需給管理からDRを利用した需要管理まで行える発電・送配電・需要を一貫としたスマートなエネルギーマネジメントシステムを構築し、再生可能エネルギーの大量導入への対応や省エネルギーの推進を目指します。

2.委託予定先

株式会社日立製作所
株式会社みずほ銀行
みずほ情報総研株式会社
THEパワーグリッドソリューション株式会社

【用語解説】

  • デマンドレスポンス:需要家による電力消費の調整

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO スマートコミュニティ部 担当:三宅、鈴木(賢) TEL:044-520-5274
国際部 担当:浅井 TEL:044-520-5190

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:上坂、佐藤、坂本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp