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Press Release

インドでスマートグリッド関連技術の実証に向けた事前調査を開始

-技術実証と運用ノウハウ提供で日本技術の普及を目指す-
2014年12月15日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

NEDOは、インド・ハリヤナ州パニパットを実証サイトとし、配電会社が抱える課題の解決に貢献するスマートグリッド関連技術の実証に向けた事前調査と、日本が保有する配電システムの運用ノウハウ等をインドの配電会社に提供するキャパシティ・ビルディング事業を開始します。
 これら2つの事業により、インドの次世代配電網のスマート化に貢献するとともに、日本企業によるインド国内での事業展開の足掛かりとなることを目指します。

  • 本事業のイメージ図
    本事業のイメージ図

1.概要

インドでは、経済成長に伴い電力需要が増大する中、インフラ整備の遅れから慢性的な電力不足、長時間停電、盗電・電力メーター改ざん等が問題となっており、スマートメーター等スマートグリッド関連技術の導入による配電設備・システムの拡充が喫緊の課題となっています。インド政府は、国内でロスの少ない次世代配電網の構築を目指す政策を掲げ、現在、インド電力省が主導して14のスマートグリッド・パイロットプロジェクトを推進しています。
 NEDOは、そのパイロットプロジェクトの1つ、インド・ハリヤナ州パニパットを実証サイトとし、配電会社が抱える課題の解決に貢献するスマートグリッド関連技術の実証に向けた事前調査と、日本が保有する配電システムの運用ノウハウ等をインドの配電会社に提供するキャパシティ・ビルディング※1事業を開始します。
 スマートグリッド関連技術の実証に向けた事前調査では、パニパット市内の一部の顧客にスマートメーターを設置し、SCADA※2と呼ばれる監視制御システムにて、スマートメーターのデータ収集や監視・制御を行い、〔1〕ピークロード低減技術の実証、〔2〕配電系統監視・制御技術の実証、〔3〕盗電・電力メーター改ざん・料金徴収漏れ等の配電ロス低減技術の実証を行います。
 また、キャパシティ・ビルディング事業では、日本のスマートグリッド関連技術が、インドの配電会社が抱える課題である配電ロスの低減、柱上変圧器故障率の削減、停電頻度の改善等の解決に貢献することを示すために、日本の配電システムの運用ノウハウ等の提供を行います。
 これら2つの事業を併せて行うことで、インドの次世代配電網のスマート化に貢献するとともに、日本の優れたスマートグリッド関連技術の有効性を示し、日本企業によるインド国内での事業展開の足掛かりとなることを目指します。

  • 実証場所の図
    実証場所

2.委託予定先

  • 富士電機株式会社
  • 住友電気工業株式会社
  • THEパワーグリッドソリューション株式会社

【用語解説】

※1 キャパシティ・ビルディング
途上国等の能力構築。本事業では、日本が培った配電システムの運用ノウハウをインドの配電会社に提供することで、将来における日本技術の導入促進を図ることを目的とする。
※2 SCADA
Supervisory Control And Data Acquisitionの略。監視制御システムの1つ。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO スマートコミュニティ部 担当:山川、藤田(寛) TEL:044-520-5274
NEDO 国際部 担当:大嶋、小林(正) TEL:044-520-5190

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:上坂、坂本、佐藤 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp