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Press Release

小形風力発電の部品標準化のための研究開発に着手

―30%以上のコスト削減を実現へ―
2014年12月17日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

NEDOは、今後の再生可能エネルギー導入拡大のカギを握る風力発電分野のうち、20kW未満の小形風力発電について、システムの主要部品である「発電機」、「パワーコンディショナー」、「支柱」を標準化するための研究開発に着手します。

このプロジェクトでは、標準仕様に基づいた部品の製作と実証フィールドでの試験・評価を行うことで、現状より30%以上のコスト削減に資する小形風力発電システムの実現を目指します。

  • 説明図
    図:小形風車の構成例

1.概要

再生可能エネルギーの中で相対的に発電コストが低く、今後の再生可能エネルギー導入拡大のカギを握るとされる風力発電分野は、一般的に風車の直径や出力規模等を大型化することによって発電効率を上げることができるため、様々な場所で大型風力発電の設置が進んでいます。また、大型の設置に向かない離島などにおいても、20kW未満の風力発電(以下、小形風力発電)の設置ニーズは高く、今後導入の拡大が期待されています。

しかしながら、小形風力発電は、平成24年から開始された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」における調達価格が55円/kWhと、他の再生可能エネルギーの調達価格より相対的に高く設定されているにもかかわらず、導入が殆ど進んでいません。主な原因は、小形風力発電を構成する部品の形式や組み合わせの多様化による風車本体のコスト高であることや、現在、小形風力発電に用いるパワーコンディショナー(以下、PCS)の認証制度がないために電力会社との協議に時間を要していることが考えられます。

そのため、小形風力発電を普及させるためには、更なる低コスト化と認証取得の迅速化が必要であり、小形風力発電を構成する部品の共通化など、抜本的な対策を行うことが急務となっています。

NEDOは、小形風力発電について、企業、大学等との連携体制のもと、小形風力発電システムの主要な構成部品である「発電機」、「PCS」、「支柱」を標準化するための研究開発を行います。

具体的には、定格出力3kW、5kW、10kWなどを想定し、1)システム構成の見直しによる小形風力用発電機の開発、2)水平軸風車や垂直軸風車など多様な小形風車特性を考慮した、小形風力発電システム用PCSの開発、3)単柱方式やトラス構造など発電容量に応じた支柱の開発などにより、部品の標準化を行います。

なお、研究開発を進めるに当たっては、小形風車メーカーのニーズや国内外の認証制度の課題を明らかにした上で標準仕様を作成し(小形風力発電部品標準化)、標準仕様に基づいた部品の製作と実証フィールドでの試験・評価を行うことで(小形風力発電部品実証研究)、現状より30%以上のコスト削減に資する小形風力発電システムの実現を目指します。

2.委託予定先

【委託事業:小形風力発電部品標準化】

委託予定先:一般社団法人日本小形風力発電協会、学校法人東京理科大学、
国立大学法人三重大学、国立大学法人東京大学、国立大学法人金沢大学、
独立行政法人産業技術総合研究所

【共同研究事業:小形風力発電部品実証研究】

共同研究予定先:一般社団法人日本小形風力発電協会、株式会社安川電機、
東洋電機製造株式会社、株式会社ダイナックス、
株式会社デンロコーポレーション、内田鍛工株式会社

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 新エネルギー部 担当:梯(カケハシ)、木村 TEL:044-520-5273

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:上坂、坂本、佐藤 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp