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Press Release

太陽光発電システムの周辺機器や維持管理の技術開発を拡充

―発電コスト低減を目指して、新たに2件採択―
2015年2月27日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川 一夫

NEDOは、太陽光発電システムの周辺機器や維持管理技術を対象としたシステム効率向上や維持管理に関する技術開発を、新たに2件採択しました。開発テーマはこれで8件となります。
 NEDOは、これらの技術開発を通じ、太陽光発電システム価格の減少や発電量の増加、更には運転開始後の維持管理費の低減を目指します。

1. 概要

NEDOは、太陽光発電の発電コスト低減を進めるため、太陽電池の高効率化や低コスト化のための技術開発を実施しています。一方で、システムコストに占める太陽電池以外の周辺機器(BOS※1)コスト割合が高くなっていることや、長期にわたり安定した発電を続けていくための信頼性の確保等が求められていることから、これらコストの低減技術や維持管理技術の重要性が増しています。
 そこで、NEDOは、2014年度より太陽光発電システムのBOSや維持管理技術を対象としたシステム効率向上技術や維持管理技術の開発を開始しました。開発テーマは既存の6件と合わせて8件になります。
 NEDOは、これらの技術開発を通じ、太陽光発電システム価格の減少や発電量の増加、更には運転開始後の維持管理費の低減を目指します。

2. 採択テーマ及び共同研究予定先

1)太陽光発電システム効率向上技術の開発

共同研究予定先 : ジー・エム・ジーエコエナジー株式会社

テーマ名 : PVモジュールの防水処理による太陽光発電システムの効率向上

開発内容 : 太陽電池モジュールの裏面に防水処理を施すことで、太陽光発電システムの出力低下防止と、故障発生率の低減を図ります。

  • 図1.防水処理様態(イメージ)と想定効果
    図1. 防水処理様態(イメージ)と想定効果

2)太陽光発電システム維持管理技術の開発

共同研究予定先 : 株式会社MORESCO

テーマ名 : 太陽電池の抗PIDコート材料の開発

開発内容 : 耐水性に優れた透明撥水コート材を開発し、太陽電池モジュール表面と外周に塗布することでPID※3対策と劣化予防を図ります。

  • 図2.PIDフリーコート材を塗布した太陽電池モジュール断面(イメージ)およびガラス表面の水滴
    図2. PIDフリーコート材を塗布した太陽電池モジュール断面(イメージ)およびガラス表面の水滴

【用語解説】

※1 BOS
Balance of systemの略。太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュール以外の周辺機器(パワーコンディショナ、接続箱等)や基礎・架台等を指し、工事を含む。

※2 EVA
Ethylen-vinylacetate copolymer の略。エチレン・酢酸ビニルの共重合体で、太陽電池モジュールではセルの封止材として使用されている。

※3 PID
Potential Induced Degradationの略。高電圧システムなどでモジュール回路内に電流漏れ等が発生し、出力が大幅に低下する現象。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 新エネルギー部 担当:西村、穂積 TEL:044-520-5277

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:上坂、佐藤、坂本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp