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Press Release

NEDOが仲立ちした三次元メディア社に産業革新機構が出資

―相互協力協定に基づく連携支援―
2016年5月26日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

NEDOが研究開発を助成した(株)三次元メディアが、NEDOの仲立ちにより(株)産業革新機構から出資を受けました。

NEDOは、中堅・中小・ベンチャー企業の実用化開発に対する助成のほか、技術や事業に関する専門家派遣による課題解決支援、展示会・ビジネスマッチング開催による事業化支援など、入り口から出口までの一貫支援に取り組んでいます。

さらに金融機関への仲立ちの支援として、NEDOは、(株)産業革新機構との間で、「新産業の創出に向けた相互協力協定」を締結しており、今回の出資実現は、この協力協定に基づく連携支援の3事例目となります。

1.概要

NEDOは、3~5年以内に実用化が見込まれる中堅・中小・ベンチャー企業の技術開発を助成しています。また、実用化開発に対する助成のほか、技術や事業に関する専門家派遣による課題解決支援、展示会・ビジネスマッチング開催による事業化支援など、研究開発型中小企業の入り口から出口までの一貫支援に積極的に取り組んでいます。その活動の一環として、NEDOは、採択時と終了時のいずれの評価も高い助成事業実施者について、当該事業者のニーズを踏まえ、(株)産業革新機構をはじめとする金融機関への仲立ちの支援(金融マッチング)も行っています。

今般、本活動の成果として、NEDOが(株)産業革新機構に紹介した(株)三次元メディア(本社:滋賀県草津市、代表者:徐 剛 取締役代表執行役社長)について、(株)産業革新機構が出資検討を行った結果、同社の第三者割当増資を引き受け、今後の事業拡大と研究開発に必要な資金として8億円を上限とする出資を行うことを決定しました。また、同社に対しては、他の投資会社も出資を行うことを決定しています。

NEDOは、(株)産業革新機構との間で、「新産業の創出に向けた相互協力協定」を締結しており、今回の出資実現は、この協力協定に基づく連携支援の3事例目となります。(株)三次元メディアは、2013年度と2014年度にNEDO「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」で「産業ロボット用3次元ビジョンセンサの小型軽量化と高度化開発」に取り組み、事前・事後のピアレビューで高い評価を得ました。また、2015年度から「ロボット活用型市場化適用技術開発プロジェクト」の助成事業において、「産業ロボットの「目」と「脳」の高度化と普及化開発」および「産業ロボット用3次元ビジョンセンサの高度化開発」に取り組んでいます。NEDOは、同社における継続研究に係る資金需要や同社からの(株)産業革新機構への仲立ち依頼を踏まえ、(株)産業革新機構に紹介することとし、今回の出資が実現しました。

2.(株)三次元メディアの技術紹介

(株)三次元メディアは、産業用ロボットの「目」と「脳」にあたる3次元ビジョンセンサ・TVS3.0シリーズを開発しました。TVS3.0シリーズは、撮影画像における輪郭抽出と3次元点群計測を行い、事前に登録された3次元モデルと照合することにより、対象物の3次元認識を行います。認識された対象物の3次元位置・姿勢に基づき、産業用ロボットの動作を最適に制御することで、従来の産業用ロボットのように、事前に覚えた動作を繰り返すだけではなく、自律的に判断・動作の実行ができるようになり、部品箱中にばら積みされた部品の3次元位置・姿勢を正確かつ迅速に認識し、産業用ロボットのハンドが部品箱に衝突することなく部品を取り出すことができるようになりました。

そして、NEDOの「ロボット活用型市場化適用技術開発プロジェクト」において、3次元ビジョンセンサの防塵化と高輝度化に取り組むとともに、カメラとプロジェクター一体型の3次元ビジョンセンサ等の開発を行っています。この技術を活用すると製品の保守性操作性が更に向上します。

<上写真>TVS3.0のビジョンヘッドの写真例

  • 対象物の3次元認識を行い、認識された対象物の3次元位置・姿勢に基づき、産業用ロボットの動作を最適に制御
  • 高速・高精度認識により、ばら積み部品供給の自動化を実現

【用語解説】

  • ※ NEDOは、中堅・中小・ベンチャー企業によるイノベーションを支援するにあたり、採択時に研究開発成果の有効性を評価する「技術評価」と実用化・事業化に対する有効性を評価する「事業化評価」の観点からピアレビューを行うとともに、事業終了後にも計画どおり進捗したかを評価する事後評価を実施しています。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO イノベーション推進部 担当:江口、橋本、野口 TEL:044-520-5175

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:藤本、髙津佐、坂本、佐藤 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp