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Press Release

バイオマスエネルギーの地域での利用拡大を促進

―地域特性を生かした最適システムを目指す2テーマを新たに採択―
2017年7月10日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川 一夫

NEDOは、「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業」において、今回バイオマスエネルギーの利用拡大に向け事業性評価(FS)の公募を行い、2テーマを新たに採択しました。

本事業では、バイオマス種(木質系、湿潤系、都市型系、混合系)ごとに地域の特性を生かした最適なシステムとしての事業性を評価し、実用性の高い技術指針や導入要件として取りまとめ、毎年度公表します。

  • バイオマスエネルギー地域自立システム化実証事業の概要図

  • 【1】経済的に自立可能な要件および要素技術を洗い直し、導入要件・技術指針としてまとめ直します。
  • 【2】実証事業に向けた事業性調査(FS)を行います。
  • 【3】事業性の見込みのある事業に対し、導入要件・技術指針に合致したモデル実証を行います。
  • 【4】改良が必要な技術の開発を行います。
  • 【5】開発および実証の成果を反映させた導入要件・技術指針とともに、事業モデルを公開し、更なる導入促進に貢献します。

図1 バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業の概要

1.概要

バイオマスエネルギーの利用拡大を推進するためには、熱利用などを効率よく運用するとともに、地域の特性を生かした最適なシステム化が必要です。

NEDOは、2014年度からスタートした「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業」において、バイオマスエネルギー利用に関する設備機器の技術指針、システムとしての導入要件の策定に向けて、バイオマス種(木質系、湿潤系、都市型系、混合系)ごとに地域自立システムとしての事業性評価(FS)を実施しています。事業性評価(FS)の成果は、毎年度公表する技術指針や導入要件に反映していきます。

今回、本事業において、バイオマスエネルギーの利用拡大に向けた2テーマの事業性評価(FS)を新たに採択しました。

2.採択テーマおよび委託予定先

採択テーマ 委託予定先 実施地域
食品加工残さ等と家畜ふん尿の混合メタン発酵処理による大規模植物工場への熱供給システムの事業性評価(FS) 北海道エア・ウォーター株式会社 北海道
小型分散による鶏糞メタンガス発電システム導入と熱利用の事業性評価(FS) 三昌物産株式会社
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
三重県

3.採択のテーマの内容

<テーマ名>食品加工残さ等と家畜ふん尿の混合メタン発酵処理による大規模植物工場への熱供給システムの事業性評価(FS)

<委託予定先>北海道エア・ウォーター株式会社

食品加工場残さ、乳牛ふん尿等を原料とした混合メタン発酵を行い、生成した電気・熱などを大規模植物工場や周辺農家で使用する熱供給システムの事業性を評価する。

  • 食品加工残さ等と家畜ふん尿を利用する熱供給システムのイメージ図
    図2 食品加工残さ等と家畜ふん尿の混合メタン発酵処理による大規模植物工場への熱供給システムのイメージ

<テーマ名>小型分散による鶏糞メタンガス発電システム導入と熱利用の事業性評価(FS)

<委託予定先>三昌物産株式会社、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

未利用鶏糞をバイオマス原料として鶏舎内に小型分散のメタン発酵発電システムを導入し、購入電力および熱を代替する。

  • 小型分散メタン発酵発電システムのイメージ図
    図3 小型分散による鶏糞メタンガス発電システム導入と熱利用のイメージ

【用語解説】

※ 毎年度公表する技術指針や導入要件
これからバイオマスエネルギー事業に取り組むことを計画する事業者を主な読者と想定し、事業計画にあたって留意すべき点や参考にすべき情報を、事業者や有識者へのヒアリング調査ならびに関連する参考資料に基づいて、NEDOがまとめたものです。

4.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 新エネルギー部 担当:只隈、荻原、河上、松田 TEL:044-520-5271

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:藤本、坂本、髙津佐 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp