About

NEDOは産学官の英知を組み合わせ、イノベーション創出を後押しし、
未来の社会に必要な、最先端技術を届ける推進力となる組織です。
ここでは、5つの項目からNEDOを紹介します。

Roles

NEDOの役割

NEDOは持続可能な社会の実現に必要な技術開発の推進を通じて、
イノベーションを創出する、国立研究開発法人です。

リスクが高い革新的な技術の開発や実証を行い、成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」として、社会課題の解決を目指します。

技術戦略の策定、プロジェクトの企画・立案を行い、プロジェクトマネジメントとして、産学官の強みを結集した体制構築や運営、評価、資金配分等を通じて技術開発を推進し、成果の社会実装を促進することで、社会課題の解決を目指します 。

Mission

NEDOのミッション

NEDOは「エネルギー・地球環境問題の解決」、
「産業技術力の強化」という2つのミッションを掲げています。

01

エネルギー・
地球環境問題の解決

新エネルギーおよび省エネルギー技術の開発と実証試験等を積極的に展開し、新エネルギーの利用拡大とさらなる省エネルギーを推進します。さらに、国内事業で得られた知見を基に、海外における技術の実証等を推進し、エネルギーの安定供給と地球環境問題の解決に貢献します。

02

産業技術力の強化

産業技術力の強化を目指し、将来の産業において核となる技術シーズの発掘、産業競争力の基盤となる中長期的プロジェクトの実施および実用化開発における各段階の技術開発に取り組みます。その際、産学官の英知を結集して高度なマネジメント能力を発揮することで、新技術の市場化を図ります。

Field

NEDOの事業領域

NEDOでは、さまざまな分野の技術開発に取り組んでいます。

NEDOの事業領域例

エネルギーシステム分野

蓄電池等の
エネルギー貯蔵技術

水素の製造から貯蔵・
輸送利用に関する技術

再生可能
エネルギー技術

産業技術分野

ロボット・AI技術

IoT・電子・情報技術

材料・ナノテクノロジー

省エネルギー・環境分野

高効率石炭火力
発電技術開発

二酸化炭素回収、
有効利用、貯留技術

資源選別・金属精錬
技術等の3R技術

新産業創出・シーズ発掘等分野

研究開発ベンチャーの
育成

オープン
イノベーションの推進

Case study

プロジェクト事例

例えば、社会課題に対して、
以下のような技術開発を行なっています。

01

多様な未利用資源から生み出される
大きな可能性を秘めた水素エネルギーで
「脱炭素社会」の明るい未来へ。

水素社会構築技術開発プロジェクト

使用済みプラスチックの
4つのリサイクル技術を連携し
高度な資源循環システムを確立する。

革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発

02

日本の産業競争力の源泉として
大きな期待がかかる
次世代情報通信システム実現へ。

ポスト5G 情報通信システム基盤強化
研究開発プロジェクト

Quick Facts About NEDO

数字で見るNEDO

グリーンイノベーション基金

10年間で

2

兆円

2020年10月、日本は「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げました。 この宣言を踏まえ、経済と環境の好循環につなげるための日本の新たな成長戦略として、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が策定され、企業の野心的な挑戦を後押しすべく、過去に例のない2兆円の「グリーンイノベーション基金」がNEDOに創設されました。

2022年度予算額

1,568

億円

※上記の他、基金事業を実施。
● ムーンショット型研究開発事業 252億円
● ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業 3,100億円
● グリーンイノベーション基金事業 2兆円
● 経済安全保障重要技術育成プログラム事業 1,250億円
● 特定半導体の生産施設整備等の助成業務 6,170億円

NEDOプロジェクトで
研究開発・実証事業を
展開している国数

19

カ国以上

国際的な協力関係を築きながら、世界各国で研究開発・実証事業を展開しています。

2022年度事業数

77

事業

エネルギーシステム技術 蓄電池/水素エネルギー/スマートコミュニティ/系統制御/燃料アンモニア
再生可能エネルギー技術 太陽光/風力/海洋エネルギー/バイオマス/地熱/再生可能エネルギー熱利用
省エネルギー技術 革新的な省エネルギー技術/未利用熱エネルギー/高効率火力発電/ 二酸化炭素分離・回収、有効利用、貯留/環境調和型プロセス
環境・省資源技術 3R/フロン対策/水循環
ロボット・AI技術 ロボット/ドローン/人工知能(AI)/航空機電動化/自動運転
IoT・電子・情報技術 IoT(Internet of Things)/コンピューティング/パワー半導体
ものづくり技術 ダイナミック・ケイパビリティ/積層造形
材料・ナノテクノロジー 構造材料/機能性材料/モーター/化学品製造/センシング
バイオテクノロジー セルロースナノファイバー(CNF)/スマートセル/海洋生分解性プラスチック

NEDOプロジェクトの実用化実績

NEDOプロジェクトの開発成果のうち、その成果がコア技術※1として活用され、その中でもより大きな経済的・社会的効果が確認された製品・プロセス等が、「NEDOインサイド製品」です。2019年度までに累積119製品を選定しました。これらの製品について、売上実績やCO₂排出削減量、一次エネルギー削減量を算出し、中長期的な効果を把握しています。

※1 「コア技術」とは、研究開発段階であった技術のうち、NEDOプロジェクトが契機となり実用化に至った技術で、当該技術がなければ製品やプロセスが成り立たないものを指します。

経済効果

売上実績(2018年度) 119製品

4.6

兆円

売上実績(市場導入~2018年度) 65兆円
※試算の前提として、売上実績は、①NEDOプロジェクトが関わった部分(材料、部品、製品等)のみを対象とし、サプライチェーン上の売上等は加算しない、②対象とした売上は、NEDO寄与率を100%と仮定。
※NEDO投入費用および売上実績は、GDPデフレータで基準年度(2018年度)の価格に調整。

119製品の市場導入から2018年度までの累積売上実績額の合計は65兆円。企業へのヒアリング、財務報告書、業界団体資料等に基づき実績値から算出。
(参考)NEDO発足以来の全研究開発関連投入費用合計は約3.9兆円。
2018年度のNEDOの総予算額は1,596億円。

省エネルギー効果

一次エネルギー削減量(2018年度)

330

万[原油換算kL/年]

≒日本の年間総消費量3.4億kLの約1.0%に相当
※NEDOインサイド製品のうち
政府目標(2030年に5,030万kL削減)に該当する19製品の削減量

環境効果

CO₂排出削減量(2018年度)

5,400

万[tCO₂/年]

≒日本の年間総排出量12.4億tの約4.4%に相当
※NEDOインサイド製品のうち政府目標(2030年に26%削減)に
該当する31製品の削減量

NEDOインサイド製品が導入された時点の対象製品を基準として、年間稼働率および耐用年数を考慮し、NEDOが試算。

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