本文へジャンプ

省エネルギー住宅がよくわかる!ガイドブック

ガイドブックを閉じる
  • TOP

1. 新エネルギーとは?

新エネルギーという言葉は聞いたことがあるけれど、まだまだわが家には関係ない。そんな風に思っていませんか?地球温暖化問題や日本のエネルギー問題を解決する可能性を秘めている新エネルギーは、既に一般家庭への導入も進みはじめています。ぜひ知っておきましょう。

新エネルギーにはどんな種類があるの?

「新エネルギー」とは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、エネルギー源の多様化に貢献するエネルギーのことです。新エネ法(新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法)により下記のように定義されています。

新エネルギーの定義


  • 石油代替エネルギーを製造、発生、利用すること等のうち、
  • 経済性の面での制約から普及が進展しておらず、かつ、
  • 石油代替エネルギーの促進に特に寄与するもの

この新エネルギー利用等の具体的な対象として、以下の10種類が「供給サイドの新エネルギー」として特定されています。(※)

<発電分野>
太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、中小規模水力発電、地熱発電
<熱利用分野>
太陽熱利用、バイオマス熱利用、雪氷熱利用、温度差熱利用
<両分野>
バイオマス燃料製造

新エネルギーの導入目標は、2005年で1160万kl、2010年で1910万kl、2030年には3202万klとなっています。エネルギー資源の乏しい日本にとっては貴重な純国産のエネルギーといえます。

※ 資源エネルギー庁の定義による分類です。なお、「中小規模水力発電」は1,000kW以下のもの、「地熱発電」は水よりも低い沸点の物質を地熱による熱水で沸騰させて発電するバイナリー方式のものに限定されます。また、潮の干満を利用して発電を行う「潮力発電」も新エネルギーとして定義されることがあります。

エネルギーそのものではありませんが、従来型のエネルギーを新しい形態で使用することも新エネルギーとして定義されています。以下の三つの使用形態があります。上述が「供給サイドの新エネルギー」であるのに対し、これら三つは「需要サイドの新エネルギー」と呼ばれています。

ガスコージェネレーションシステム※

都市ガスや液化石油ガス(LPガス)を使って「電気」と「熱」を取り出すシステムです。ガスで発電すると同時に排熱を給湯や暖房に利用することができるので、燃料がもともと持っているエネルギーを無駄なく、使うことができます。
一般家庭だけでなく病院やデパートのように電気や熱を多く使い、停電時には自家発電設備も必要とするような大型施設にも導入されています。

※ コージェネレーションシステム:ひとつのエネルギーから熱や電気など複数のエネルギーを取り出して利用する省エネルギーシステム。

【関連記事: 充実した給湯設備>エコウィル(ガスコージェネレーションシステム)】

燃料電池

水素と酸素を化学反応させることで発電する装置です。発電する際に発生する熱も利用できます。燃料電池には、さまざまな大きさのものがあり、大型の発電施設からオフィスビルなどで使う中規模のもの、家庭などで電気と熱を供給できる小型のものも研究されています。さらに小型のものは、自動車や船舶などの駆動源に使えるなど、その可能性が大きく広がっています。
経済産業省は、家庭用燃料電池の販売に対して2009年度から補助金を支給する方針を発表しました。メーカーにも製造原価の削減を促し、家庭で設置する際の初期費用を100万円以下に抑えることを目標としています。

【関連記事: マイホームでつくるエネルギー>エネファーム(家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)】

クリーンエネルギー自動車

排気ガスを全く排出しない、または排出しても量が少ない車をクリーンエネルギー自動車といいます。ガソリンや軽油の代わりに何を燃料とするかにより「電気自動車」「天然ガス自動車」「メタノール自動車」「水素自動車」といった種類があります。ガソリンエンジンと電動モニターを組み合わせた「ハイブリッド自動車」もクリーンエネルギー自動車として分類されています。

新エネルギーは、化石燃料とちがって再生可能なエネルギーなので資源の乏しい日本にとっては非常にありがたい存在なのです。