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ニッポンが向き合うインドの今

Q2

インドは日本企業にとって活動が難しい市場という認識がありますが、インドのビジネス環境の特徴を教えてください。

A2

インドはアジアに位置付けられますが、中国や東南アジアとは、ビジネス事情がかなり違います。世界銀行が2014年に発表した「ビジネス環境ランキング」では、調査対象189カ国中、ベトナムが78位、中国が90位、インドネシアが114位、インドは142位となっており、インドのビジネス環境は下位に甘んじています。インドより下位の国は、ほとんどがアフリカの発展途上国です。

インドでビジネスをする際に問題になるのは、煩雑な規制や税制、曖昧な制度運用、土地収用の難しさ、電気・水・道路等のインフラの未整備等、挙げればきりがありません。しかし、グローバル化が進んだ今、インドは残された巨大市場であることは間違いなく、インド市場の高い成長可能性を否定する人はいません。一方、この市場で短期的な果実を狙うことは困難です。インドは民主主義国家ですが、経済体制は長らく旧ソ連型の計画経済体制を指向してきました。その転換を図り、外資規制を大幅に緩和したのは1991年で、インドは本格的な経済の自由化から、まだ20年ちょっとしか経っていません。このため、日本企業も長い目で見ながら、インド市場と付き合っていくことが極めて重要です。

インドにおけるプロジェクト実証

定期広報誌「Focus NEDO」第57号より