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ニッポンが向き合うインドの今

Q5

インドでの日常生活はどのような感じなのでしょうか?

A5

いまだに古いインドはあちこちに残っているものの、インドの生活水準は劇的に良くなっており、中でもデリー等の大都市では急激に改善しています。現在、インドの一人当たりのGDPは約1500ドルとされていますが、デリーでは約3000ドルです。モータリゼーションが起きるのは一人2500ドルに到達してからといわれていますので、デリーでは完全に自動車が普及する所得水準に達しています。郊外にも高級ショッピングモールが次々と建ち、外国の製品もあふれています。生活の不便さはほとんど感じません。また、医療水準も欧米で教育を受けた優秀な医師がたくさんいますので、特段問題になりません。

インドの日常生活の様子
Q6

インドでの今後の抱負を教えてください。

A6 インドのODAの支援を受けて建設されたインドの地下鉄

インドの抱えるエネルギー分野や環境分野の問題を、日本企業が有する優れた技術で解決するような実証プロジェクトを、もっと行っていきたいと考えています。インドは積極的に再生可能エネルギーの導入を進めていますが、そのエネルギーを貯めるバッテリー技術、さらには電気を送電・制御する技術が必要になります。これらの技術は日本が得意な分野であり、今後は、リチウムイオン電池をはじめとするバッテリー技術や、IT技術を使った送電グリッドの安定化技術等で実証プロジェクトができればと思っています。さらに、都市部におけるゴミ問題も深刻です。高効率な廃棄物発電技術も、今後可能性があると思っています。

また、経済産業省と連携しながら、インド南部のアンドラプラデシュ州の経済発展を支援する取り組みも行っています。アンドラプラデシュ州は、2014年にテランガナ州とに分離独立し、2024年以降に首都を移転する予定です。今後、新首都整備等、大型インフラプロジェクトが多数見込まれる中で、日本のスマートコミュニティ技術を活用しながら新首都づくりに貢献することを目指し、関係政府機関と連携を図りながら、オールジャパン体制で対応しています。

また、NEDOとしては、実証プロジェクトを実施後、その技術の普及の確率を高めていかないといけないと思っています。このためには、実証プロジェクトを行う日本企業と、事前にプロジェクト後のビジネスモデルも含めてよく議論していくことが極めて重要だと考えています。

今後、世界の超大国になることが確実視されているインドで、日印関係のさらなる発展に貢献できればと思っています。

定期広報誌「Focus NEDO」第57号より