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「COP21」レポート

「COP21」レポート

フランスのパリで開催されたCOP21。新しい気候変動の枠組みに世界が注目する中、NEDOも各国にイノベーションの重要性と低炭素技術普及の可能性アピールのため、参加しました。京都メカニズム事業推進部の小林正典主幹と窪田彩花職員に、活動の様子について聞きました。

「COP21」の写真

1.COP21会場正面入り口。2.「パリ協定」採択に歓喜する、COP21特使のトゥビアナ氏(フランス外務省[左])、UNFCCCフィゲレス事務局長[中]、ファビウスCOP21議長(フランス外務大臣[右])。3.「パリ協定」採択の歴史的瞬間へ、COP21プレナリー(総会)の入場整理券。4.会場内に設営されたエッフェル塔。各団体の未来へのメッセージで彩られる。5.COP21の展示会場で次世代一輪車に試乗する窪田職員。6.UNIDOとバイ会談を実施。7.JCM締約国会議にて、インドネシア代表と談笑するNEDO古川理事長。

先進国・途上国全ての国が参加する世界で初めての画期的な枠組み

1992年に国連の下、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極の目標とする「気候変動に関する国際連合枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change:UNFCCC)」が採択されました。これに基づき、地球温暖化対策に世界全体で取り組んでいくこととなり、1995年から気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開催されています。

そして2015年12月12日夜、パリで開催された第21回締約国会議(COP21)の閉会全体会合において、「2020年以降の気候変動対策」と「2020年までの(排出削減等に関する)野心の向上」を目指して、「パリ協定」と「COP21決定」が採択されました。パリ協定は、1997年にCOP3で採択された「京都議定書」以来、18年ぶりとなる枠組みであり、さらには、先進国だけでなく途上国も参加して地球規模の気候変動問題への対策に取り組むことが盛り込まれた、画期的なものとなりました。[→パリ協定の主なポイント参照]

パリ協定第6条では、日本政府の提唱するJCM(二国間クレジット制度)を含む国際的な市場メカニズム等が事実上認められ、同10条では、“イノベーションのための取り組みは、技術メカニズムや資金メカニズムによって支援されるべき”と言及しています。NEDOではこうした動きに先がけて、優れた低炭素技術を実証・検証し、世界に普及するため、JCMを活用した「JCM実証事業」を推進してきました。これは、COP21開会の日に行われた安倍総理大臣のスピーチにもあった、途上国の負担を下げながら、画期的な低炭素技術を普及させるための重要なツールの一つとなっています。

定期広報誌「Focus NEDO」第59号より