本文へジャンプ

1234 

連載シリーズインタビュー(Focus NEDO50号より)

ロボット技術のグローバル展開

 日本のロボット技術をグローバル展開するためには、諸外国に負けないよう、とにかく早く実証し、成果を上げることが大事です。
 現在ドイツでは、ベンチャー企業のサイバーダイン(株)とともに、ドイツの病院で同社が開発した「ロボットスーツHAL®医療用」の現地での一般保険への適用を目指し、実証を行っています。これが認められれば、販売数量が大きく伸びるとともに、欧州での普及拡大につながると思います。
 また、デンマークでは、(株)テムザックという中小企業が開発したユニークな電動車いすと(株)NTTドコモの通信機能を利用して、高齢者住宅や介護施設などで、介護する人にとって便利であり、介護される人にとっても安全・安心に生活ができる介護ロボットシステムの実証を行う予定です。
 ロボットの普及には、ただ機器を売るだけではなく、それを活用した新たなサービスをセットで提供することが重要になります。今回進めているプロジェクトのように、ロボットだけでなく、介護サービスなども併せて提供することで、新たな価値を創造していければと思っています。

■ロボットスーツHAL®とは   ロボットスーツHAL写真

ドイツにおけるロボットの実証風景

 ロボットスーツHAL®は、装着者が動こうとする意図を微弱な生体電位信号から読み取るとともに、装着者の運動状態を内蔵されたセンサーの情報から認識することで、歩行や立ち座り時の下肢の動きを適切にアシストします。なお、ロボットスーツHAL®は福祉用として、国内157施設で361台が稼働しています。

ロボットスーツHALサイズ表

 
■ユニバーサルビークル Rodem(ロデム)とは   Rodem写真

デンマークで実証予定の(株)テムザックの電動車いす。移乗が簡単・安全で、行動範囲が拡大する、新しい機構・システムで構成されている。

 介護者、被介護者双方の身体に負担が少なく、移乗時の危険を回避し、安全かつ自由に移動できる新しい機構・システムで構成される、電動車いすをベースとした生活支援ロボット。

Rodem特徴

【前ページ】

【特集ページ目次へ戻る】


定期広報誌「Focus NEDO」第50号より