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連載シリーズインタビュー(Focus NEDO51号より)

革新的な材料で日本の産業を支える

「ナノテク・先端部材実用化研究開発」のスキーム)

―最後に材料分野での今後の展望をお聞かせください。

岡田 材料はものづくりを支える根幹技術であり、産業競争力向上のために、国全体として注力しなくてはいけない分野であると考えています。
 日本の第3期科学技術基本計画では、ナノテクノジー・材料分野が戦略分野になっていましたが、第4期では明確には位置付けられていません。一方で、欧米では、米国がMGI(*1)を定めている他、EUのHORIZON2020(*2)の中で産業を牽引する技術としてナノテクノロジー・材料技術が位置付けられているなど、研究開発が精力的に進められています。また、アジアでも、韓国で第3期韓国ナノテクノロジーイニシアティブが制定されるなど、世界各国でナノテクノロジー・材料分野の技術開発の戦略を明確に打ち出しており、国際競争はますます激化しています。
 こうした中、NEDOにおいても、最新の技術動向調査を通じて将来の社会像を描き、いつまでにどのような技術が必要なのかを明確化するロードマップを策定し、日本の優位性を維持するための戦略を立案しています。また、これまで材料開発はエネルギーや電気・電子分野が多数を占めてきましたが、建設や医療分野など今後さらなる伸びが期待される分野にも注目しています。ナノテクノロジーを活かした革新的な材料を生み出すことで、日本の製造業を支えることができるように、今後も技術開発を進めていきます。

*1 MGI:Material Genome Initiative. 米国のナノテクノロジー・材料分野に関する計画の一つで、新材料の実用化までのスピードを2倍にする野心的計画。

*2 HORIZON2020:欧州の研究開発プログラム

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定期広報誌「Focus NEDO」第51号より