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レアメタルの供給不安に「技術力という資源」で立ち向かう

写真、リスク調査の考え方  レアメタル・レアアース(希少金属)は材料特性を向上させる効果を持つ"産業のビタミン"と呼ばれています。しかし、2010年には需給の逼迫や価格高騰などで調達が困難な状況になりました。
 NEDOは、レアメタルの供給不安が世間の注目を集める前の2008年から、レアメタルに対してさまざまな角度から戦略的に技術開発を推進してきました。具体的には、サプライチェーンや需給バランス、産業へのインパクト等のリスク調査を事前に行い、対象とする鉱種や用途ごとに技術開発課題を設定しています。
 また、本分野の国際連携にも貢献し、関連した研究開発に活かしています。例えば、米国エイムズ研究所と希少金属の有効利用に関するMOUを締結し、連携強化・情報交換を進めています。
 「希少金属代替材料開発プロジェクト」では、タングステン、ジスプロシウム、セリウム、インジウム、白金族など全部で6鉱種14テーマの開発を行っています。セリウムについては、ガラス研磨におけるセリウム使用量50%低減を可能にする研磨用パッドがすでに販売されています。また、タングステンについても、性能を落とすことなく、従来に比べて使用量を50%低減した超硬工具が、近々発売される予定です。
 一方、「希少金属代替材料・低減技術実用化開発助成事業」は、2010年の価格高騰が契機となって開始しました。国としてレアメタルの供給リスクを低減させるための取り組みで、今まで約60のテーマを実施しています。こちらも成果が着実に上がっており、製品化が期待される状況です。
 NEDOは、これからもレアメタルの供給不安に対して「技術力という資源」で立ち向かいます。

主なレアメタル低減製品

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定期広報誌「Focus NEDO」第51号より