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(国際部)海外プロジェクトを推進し、世界各国との橋渡しを図る

Win-Winの関係でプロジェクトを推進

世界のエネルギー需要  NEDOは1993年に海外プロジェクトに着手しました。当時、バブルが崩壊して日本経済が低迷する一方、アジアをはじめとする発展途上国の経済は急激に発展しており、日本企業はアジアへの海外移転を進めていました。そうした状況により、世界のエネルギー需給の逼迫や環境問題を引き起こす可能性が高まっていました。そこでNEDOは、アジアを中心に日本の優れたエネルギー・環境分野の技術の普及に取り組んできました。現在、日本の国内市場はすでに成熟化しており、少子高齢化などの課題もあることから、日本企業の国際展開の必要性はさらに高まっています。着手当時は、企業の海外展開を後方から支援する形でしたが、現在はその形も変わり、まずNEDOと諸外国の間で実施に向けての合意を取り付けてから進めることで、日本企業に加えて各国の政府・自治体・企業なども巻き込んで進めています。
 現在、NEDOの事業の大半は国際的なものになっていますが、日本もよくなるけれども相手国もよくなるというWin-Winの関係で進めていく必要があると考えています。例えばエネルギー問題では、途上国の消費量は今後どんどん伸びていき、世界規模でのエネルギーの奪い合いがますます激しくなることが予想されます。原油の価格も1990年代に1バレル20ドルだったものが今では100ドルを超えており、今後さらに上昇すると見られています。この点からもエネルギー消費量を抑える技術は重要となるでしょう。日本には省エネ技術やこれまでエネルギーとして使われていなかったものをエネルギーとして活用する技術があります。その技術によって相手国のエネルギー・環境問題を解決し、エネルギーセキュリティを確保することで、世界的な問題解決に寄与すると同時に、日本企業の海外展開の促進につながると考えています。
 NEDOの場合は、相手国政府の合意のもと、国の予算を導入してプロジェクトを行うため、参加企業は一民間企業としては難しい、大規模な事業やリスクの高い事業に取り組むことができるのも特徴です。



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定期広報誌「Focus NEDO」第54号より