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ニーズを踏まえた水処理システムの提案で拡大する水ビジネス市場を開拓

2025年に約87兆円が見込まれる一大市場

 環境部は水循環、クリーン・コール・テクノロジー、フロン対策、3R、環境化学という5つの分野で海外プロジェクトを進めています。中でも水循環はNEDOが力を入れている分野です。
 世界の淡水資源は地域偏在性が高く、絶対量も限られており、人類が利用できる淡水源は、地球上の水のうち0.01%にすぎません。また、世界の水ビジネス市場は巨大で、2007年の時点で約36兆円といわれました。地球規模での人口増加や経済発展、工業化の進展によって、水需給は今後さらに逼迫することが予想され、2025年には約87兆円になると見込まれています。
 その水ビジネスに強いのが、欧州の“水メジャー”といわれている企業で、装置設計、建設から管理、運営までを一貫して、単独で提供しています。それに対し、日本企業は部材、部品、機器の納入や装置設計、建設を個別に受注するケースがほとんどで、一貫したサービスの提供ができていません。分野ごとに多数の企業が存在し、水ビジネス市場の半分以上を占める管理、運営は地方自治体が行っているため、一企業で一貫したサービスを行うノウハウがないことがその理由です。しかし、海外で水ビジネスを展開するには、相手国が求めるニーズを踏まえた提案力、水源から蛇口までの各プロセスの機器、システムをトータルコーディネートし、マネジメントする力が求められます。
我が国水関連産業の“強み” 我が国水関連産業の“弱み”


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定期広報誌「Focus NEDO」第54号より