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NEDOシリコンバレー事務所:世界有数の規模を誇る市場で、日本企業の活躍の場を創出

NEDOとカリフォルニア州との写真  シリコンバレー事務所のあるカリフォルニア州の名目GDPは2.2兆ドルと国別ランキングで8位に相当、ブラジルに次いでロシアやインドを凌ぐ規模です。この市場の力を背景にエネルギー・環境分野で世界をリードすべく果敢な政策目標を掲げています。例えば、2020年までに温室効果ガスの排出レベルを1990年レベルに削減する。そのために2020年までに再生可能エネルギー発電比率(大規模水力を除く)を33%にし、系統安定化のため2020年までに大手電力会社に計1.325GWの蓄電施設の導入を義務付ける。EV(電気自動車)や燃料電池自動車などのZEV(ゼロエミッションビークル)を2025年までに150万台導入するといった野心的な数値目標を掲げています。
 かつて日本の自動車産業はカリフォルニアの厳しい環境規制をてこに米国市場、ひいては世界市場を獲得していきました。同様に、カリフォルニアの先進的な政策がつくり出す官製市場をてこに、技術力のある日本企業が世界市場に打って出る。インフラ輸出の先駆けとしてわが国企業が保有するエネルギー・環境技術の導入効果を見える化し、普及させるべく、シリコンバレー事務所は、カリフォルニア州政府(州知事室、公共事業委員会、電力規制委員会など)や電力業界と新規の実証事業を開始するための対話を重ね、EVや系統用蓄電施設の実証事業など具体的なプロジェクトの創出に取り組んでいます。
古川理事長とヘンリー・チェスボロー教授の写真  また、2012年に東海岸で発生したハリケーン サンディをきっかけに、有事に強いインフラとしてその価値が改めて認められたスマートグリッド技術を米国内で実証し、ビジネスに結び付けるべく、年間日照日数が300日を超えるニューメキシコ州(ロスアラモス郡とアルバカーキ)や風力発電等の再生可能エネルギーの導入が急速に進むハワイ(マウイ島)など、米国西部の特色を生かしたスマートグリッドの実証実験を行っています。
 さらに、世界に例のないイノベーションの中心として知られるシリコンバレーの地の利を生かし、「Open Innovation」の提唱者として著名なUCバークレーのヘンリー・チェスボロー教授を招き、日本企業の本社から経営層が多数参加した「Japan SV Open Innovation Forum」を開催するなど、イノベーション政策の実践にも取り組んでいます。



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定期広報誌「Focus NEDO」第54号より