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特殊環境ロボット開発

通信技術とインターフェースの共通化でロボットの共同作業が可能に

 NEDOが生活支援ロボットと並んで力を入れているのが特殊環境ロボットの開発です。昨年度は予算約10億円を使って、「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」を実施しました。このプロジェクトは福島の原子力発電所の事故を念頭に置いたものです。
 過去にも特殊環境ロボットを開発したことがありましたが、各企業が独自のロボットを開発したので、連係して使うことができませんでした。そこで今回は、各社が共通に使えるロボットシステムを開発することにしました。
 NEDOが中心となって、千葉工業大学、(株)日立製作所、(株)東芝、三菱重工業(株)、(株)移動ロボット研究所、サイバーダイン(株)の企業・大学などがコンソーシアムを組み、一体となって開発を進めました。そして、通信技術と遠隔操作インターフェースを共通化することで、複数のロボットが共同して作業を行えるようにしました。
 例えば、あるロボットが撮影する映像を見ながら他のロボットが作業することで、作業が正確かつスムーズに進められるようになりました。
 ガンマカメラや水中でも活動できる移動装置、温度や線量を可視化できるマッピングシステムや人が装着して作業をするロボットスーツも開発しました。これらのロボットも他のロボットと共同で作業が行えます。
 最初は各社それぞれの思いがあり、他社と共有することは非常に困難な状況でしたが、過去の反省を踏まえて、オープンにできるところはできるだけオープンにし、お互いに使えるようにと納得してもらいました。
 今回のプロジェクトで開発した技術は注目の的になっていて、開発した技術を教えてほしいという問い合わせも多く、海外からも来ています。



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定期広報誌「Focus NEDO」第50号より