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電気自動車社会のインフラを構築

■市民の希望者急増でEV のリースは順番待ち

NEDO実証範囲

 欧州環境目標である「トリプル20」の達成に向けて、さまざまな取り組みを行うスペインでの実証事業は、NEDOとスペイン政府・産業技術開発センターとの間で締結した技術開発協力協定に基づく、ジャパン・スペイン イノベーションプログラムの一環として実施しているもので、マラガ市が展開するスマートシティ・マラガプロジェクトと連携する形で2013年4月にスタートしました。
 200台の日本製EVと、日本が国際標準規格化を目指す急速充電規格「CHAdeMo(チャデモ)方式」の急速充電器を含む充電インフラを用いて、EVの大量導入・普及時を想定したスマートコミュニティ技術を実証しています。管理センターでEVの位置や充電状況、ナビゲーションシステムなどを総合的に管理。EVを充電しようとするドライバーに対して、市内に設置した9カ所23台の充電器のうち、電力系統への影響を考慮したうえで最適な場所を提示します。ナビゲーションシステムで誘導することで、EVの大量普及による電力系統への負荷を低減しようという試みで、EV管理システムや電力マネジメントシステムと連携した情報通信技術を駆使して進めています。
 このプロジェクトでは、マラガの市民や企業にEVをリースし、参加してもらっています。当初、参加希望者がなかなか集まらずに苦労しましたが、実際にEVが街の中を走るようになると反響は大きく、現在はEVのリース希望者が順番を待っている状況です。ユーザーの反応も非常に好意的で、「もっと使いたい」、「郊外にも急速充電器を設置してほしい」といった声も届いています。
マラガ市に設置される急速充電ステーション
 この実証実験は2015年度まで続ける計画です。都市部でのEV 普及に必要な技術やシステムの確立を目指すと同時に、充電サービスのビジネスモデルの創成、世界展開への足がかりとしたいと考えています。


※トリプル20:EUが掲げるエネルギー政策。2020年までに温室効果ガスを1990年比で排出量を20%削減し、再生可能エネルギーの比率を20%に高め、エネルギー効率の20%改善を目指す。

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定期広報誌「Focus NEDO」第52号より