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新興国における実証事業の礎を築く

■“スマート&エコ工業団地モデル”をキーワードに一からつくりあげる

“スマート&エコ工業団地モデル”をキーワードにしたプロジェクトの実証の場となるスルヤ

 インドネシアは高い経済成長が続き、エネルギー需要も著しく伸びています。そのため電力は不足気味で、しばしば停電が起こっています。そのうえ、電力の品質も安定していません。現地生産を行っている日本企業の多くは、停電による生産効率の低下や機器の損傷等のリスクを軽減するために自家発電設備を導入している状況です。
 今後のインドネシアのさらなる発展には、電力の品質を安定化し、効率的に利用するシステムを構築する必要があります。そこでNEDOが中心となり、“スマート&エコ工業団地モデル”をキーワードにしたプロジェクトを進めています。日本の電力インフラ技術を活用して、高品質電力の供給と省エネルギー化をスルヤチプタ工業団地で実証します。
 配電自動化システムの導入により停電時間の短縮を図ると共に、無停電電源装置や電圧安定化装置を導入して、周波数や電圧の変動のない高品質電力を供給するシステムを構築します。また、工場エネルギー管理システム(FEMS;Factory Energy Management System)を導入してエネルギーの効率的な利用を促進し、同時にデマンドサイドマネジメントシステム(DSM; Demand Side Management System)を導入し、FEMSと連携することにより電力の逼迫状況に応じた電力消費の抑制を図ります。これらを実現するために、工業団地内に高品質な通信インフラを敷設し、共通基盤となるICT(Information and Communication Technology)プラットフォームを構築します。
 この実証では、先進国における実証のように既存のインフラや設備を利用するのではなく、スマートコミュニティを一からつくりあげることになります。日本のインフラ輸出のモデルとして、スマートコミュニティのさらなる展開につなげていきたいと考えています。


DSMシステム

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定期広報誌「Focus NEDO」第52号より