本文へジャンプ

水ソリューション

要素技術開発の最新成果

2.省エネ型MBR技術で消費エネルギーを40%削減

 
図2 パイロット試験装置

 100-150m /日×4系列の大規模な処理能力を持つ、省エネ型MBR 技術を用いたパイロット試験装置を兵庫県福崎浄化センター内に設置し、2010年8月より、新たに開発した膜、散気装置、MBR システムなどの評価や膜洗浄空気量制御方法の開発等の実証試験を開始。

 この開発では、膜素材・膜孔径の最適化、膜洗浄手法や、水処理システムの効率化に取り組むことで、システム全体の消費エネルギーの40%削減を目指す。

図1 省エネ達成の見込み

省エネ型膜分離活性汚泥法(MBR)技術の開発<実施者:(株)クボタ>

3.約95%のNi回収を達成!めっき業界の課題解決貢献

 
図1 めっき廃液からのNi 抽出の例

 Ni( ニッケル) 抽出の加速機構をほぼ解明し、新抽出装置「エマルションフロー抽出装置」により、表面処理工程のめっき液から約95%のNi 回収を達成。

 従来のミキサーセトラー法では、めっき液を撹拌後、重力にたよる不完全な分離方法で、分離にも時間がかかり、装置を置くスペースが必要だった。一方、エマルションフロー法は、水と抽出溶媒が混合した乳濁流(エマルションフロー)を発生させることにより、撹拌が不要なシンプルな装置構造ながら、油水分離にも使える高い相分離能があり、処理速度は従来の3~15倍、Ni回収コストも従来の1/5と、簡便、迅速でかつ低コストの処理を可能にした。これらの成果は、中小企業が多いめっき業界各社が抱える課題解決につながる。

有用金属・有害物質の分離・回収技術の開発
<実施者:(独)日本原子力研究開発機構、(独)産業技術総合研究所、日本カニゼン(株)>

【次ページ】4.世界初!低水温下での高活性アナモックス菌の培養に成功  »»
«« 【前ページ】1.革新的な新素材で省エネ型膜分離技術を開発

【特集ページ目次へ戻る】

定期広報誌「Focus NEDO」第43号より