ナノカーボン応用製品創製プロジェクト
基本情報
技術・事業分野 | 材料・部材 | プロジェクトコード | P02073 |
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担当部 |
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連絡先 | 044-520-5220 | |
詳細資料 |
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事業・プロジェクト概要
事業期間:平成14~17年度,予算総額:42.3億円
PL:飯島 澄男(独立行政法人産業技術総合研究所 ナノカーボン研究センター長)
PL:飯島 澄男(独立行政法人産業技術総合研究所 ナノカーボン研究センター長)
単層カーボンナノチューブが持つ高い潜在能力を幅広い産業での応用に結びつけるため、ナノカーボン材料の構造制御並びに量産技術を開発するとともに、物理的・化学的機能並びに電気的機能を引き出す材料技術基盤の構築を目指しました。外径やアスペクト比を制御した単層カーボンナノチューブの合成技術や高い収率での安定量産技術を開発するとともに、物理的・化学的機能および電気的機能を付加し、燃料電池やデバイス素子等、産業化を見据えた応用技術開発を推進しました。

短期的アウトカム概要(5年間の追跡調査により把握した状況)
大量かつ安価で生産する技術の中でも画期的なスーパーグロース法による単層カーボンナノチューブ(SWCNT)合成法を開発し、SWCNTにより低抵抗化されたLSIの高速動作等が実現しました。また、純度95%のカーボンナノホーン(CNH)を1kg/日で合成できる量産技術も開発し、CNHを用いた世界トップの出力密度 (100nW/cm2)を持つ燃料電池一体型ノートPCも開発しました。現在、参加企業は実用化に向けて研究開発を継続中です。また、カーボンナノチューブキャパシタ開発プロジェクトでは、スーパーグロース法によるSWCNT大量合成の研究を継続実施しています。
■参画機関(太字が上市・製品化に至った企業)※順不同
- ファインセラミクスセンター、
- 日本電気、
- 富士通、
- NOK、
- 三菱重工業、
- 日機装、
- 三菱レイヨン、
- 東レ、
- GSIクレオス(平成14~15年度)、
- 産業技術総合研究所
■追跡対象企業のPJ終了後6年目のステージ状況
- 上市:0
- 製品化:0
- 研究・開発を継続中:4
- 中止・中断:4
最終更新日:平成24年8月31日