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構造活性相関手法による有害性評価手法開発

基本情報

技術・事業分野 環境化学
プロジェクトコード P07033

事業・プロジェクト概要

事業期間:平成19年度~平成23年度、平成22年度予算:1.4億円
PL:林 真(財団法人 食品農医薬品安全性評価センター センター長)

 有害性情報の中でも反復投与毒性は、化学物質の毒性学的性状の判断根拠として重要な評価項目ですが、多額の費用と時間を要する動物試験により、毒性データを得ているのが現状です。化学物質の反復投与毒性を動物試験によらず評価するためには、類似化学物質の実測試験データ、既知見としての作用機序、生体内における代謝の挙動、類似化学物質の物理化学的性状データ等による総合的な判断をすることが必須であり、質の高い反復投与毒性試験報告書や毒性作用機序・代謝情報等を統合的に集積した複合的なデータベースの構築が必要です。
 そこで、本プロジェクトは、専門家が化学物質のヒトに対する毒性をより的確・効率良く評価できるようにするために、既知の反復投与毒性試験情報や、代謝情報・作用機序情報などの周辺情報の効率的な取得をサポートする有害性評価支援システム統合プラットフォームを構築し、化学物質のリスク評価・管理の効率的な実施に貢献することを目的とします。
  1. 毒性知識情報データベースの開発
    反復投与毒性試験データや毒性作用機序に関する情報を収集・解析・体系化し、これらを化学構造と関連付ける検索機能を備えた毒性知識情報データベースを開発します。
  2. 代謝知識情報データベースの開発
    ラットの肝臓における既知の代謝反応情報から、任意の化学構造に対しラットの肝臓での代謝物および代謝経路を推定するモデル開発を含めた代謝知識情報データベースを開発します。
  3. 有害性評価支援システム統合プラットフォームの開発
    上記の毒性知識情報データベース、代謝知識情報データベースを有機的に連携し、任意の化学構造の入力によって、有害性評価の判断材料となる各種の情報の効率的な取得が可能となる、有害性評価支援のためのシステム統合プラットフォームを開発します。

■構造活性相関手法による有害性評価手法開発
 

プロジェクト関連情報


最終更新日:平成24年6月14日

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