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高機能簡易型有害性評価手法の開発

基本情報

技術・事業分野 環境化学
プロジェクトコード P06040

事業・プロジェクト概要

事業期間:平成18年度~平成22年度、平成22年度予算:2.1億円
PL:渡邉 慎哉(福島県立医科大学 教授)
    :田中 憲穂(財団法人 食品薬品安全センター 代替試験法研究部 部長)

 化学物質のリスク評価においては、一般的に細菌等を用いた簡便な試験や動物を用いた長期間の毒性試験によって評価の基礎となる有害性情報を取得していますが、このような簡易試験で得られる情報の種類は限られており、また長期毒性試験についてはその費用や効率が課題として指摘されています。
 これらの欠点を補う手法として培養細胞を用いた手法が注目されており、近年急速に発展してきた生命科学の手法と組み合わせて、短期間で精度良く効率的に有害性情報を取得する簡便な試験系を実現できる可能性が拓けてきています。また、短期動物実験から遺伝子発現解析によって長期毒性試験の結果を予測する手法が検討されるなど、その応用の拡大も期待されています。
 本プロジェクトは、遺伝子導入、幹細胞分化誘導、遺伝子発現解析等の近代生命科学を培養細胞や動物を用いた短期試験に活用し、高機能で簡易な有害性評価手法を開発することを目的とし、化学物質のリスク評価管理の効率的な実施への貢献を目指します。

■培養細胞を用いた有害性評価手法の開発


■28日間反復投与試験と相関する遺伝子発現データセットの開発

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