本文へジャンプ

「第10回日独エネルギー・環境フォーラム」開催報告

2019年11月19日

NEDOは2019年10月29日、30日の両日、都内でドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)並びにドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全省(BMU)と共同で第10回日独エネルギー・環境フォーラムを開催しました。

今回のフォーラムは「エネルギーシステムの脱炭素化に向けた政策的戦略とテクノロジー」をテーマに、人類共通課題である温室効果ガスの大幅な削減に関し、これまでの延長線上にない非連続的なイノベーションが求められる中、必要となる政策、水素利用技術、廃熱やバイオマスの活用技術について取り上げ、日独双方の最新の取り組みを共有するとともに、今後の取り組むべき方向性について議論を行いました。

フォーラムには2日間で延べ300名以上の参加があり、関心の高さを伺わせました。御来場いただきました皆様にこの場を借りて御礼申し上げるとともに、当日資料の一部を掲載いたします。

開催年月日 2019年10月29日(火)~2019年10月30日(水)
会場 WTCコンファレンスセンター
〒105-6103 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング
主催 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU)
ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)
後援 経済産業省

資料一覧

2019年10月29日(火)

ご挨拶
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)理事長
石塚 博昭

セッション1:
日本とドイツにおけるエネルギーと気候変動に関する政策の現状と展望

「ドイツの気候政策の現状と展望」
駐日ドイツ連邦共和国大使
イナ・レーペル

「日本のエネルギー政策の現状と展望」
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 国際室 課長補佐
木村 範尋

「ドイツのエネルギー転換」
ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi) エネルギー政策・熱・効率局 IIA2室 副室長
ニコル・グレンマン

セッション2:
エネルギーと気候変動に関する長期戦略が政策、産業、社会へ与える示唆

セッション2A:
エネルギーと気候変動に関する長期戦略が政策に与える示唆

モデレーター: ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU) 国際協力・OECD国連携課
ハラルド・ナイツェル

「脱炭素化に向けた日本の長期戦略」(2.2MB)
東京大学公共政策大学院 教授
有馬 純

「ドイツにおける特に石炭火力発電を考慮したエネルギー及び気候保護長期対策」(498KB)
エコ研究所 エネルギー・気候政策研究コーディネーター
フェリックス・クリスチャン・マッテス

パネルディスカッション

・ 東京大学公共政策大学院 有馬 純

・ エコ研究所 フェリックス・クリスチャン・マッテス

セッション2B:
再生可能エネルギーのシステム統合と水素利用に関する政策及び支援プログラムの現状

モデレーター: ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU) 国際協力・OECD国連携課
ハラルド・ナイツェル

「水素利用に関する政策と支援プログラムの現状」(2.6MB)
経済産業省 資源エネルギー庁 水素・燃料電池戦略室 室長補佐
宇賀山 在

「ドイツにおける再生可能エネルギーの推進及びシステム統合―政策及び課題とソリューション」(2.0MB)
アゴラ・エナギーヴェンデ 国際エネルギー政策 リーダー
マルクス・シュタイゲンベルガー

セッション2C:
再生可能エネルギーの環境影響評価と再生可能エネルギーに対する社会的受容性

モデレーター: ライナー・ルモワール研究所 専務取締役
カトリン・ゴールドアッマー

「ドイツの再生可能エネルギー設備の計画における環境影響評価」(1.3MB)
ドイツ連邦環境庁(UBA) 再生可能エネルギー専門課 課長
カーラ・フォルマー

「再生可能エネルギーに関する環境影響評価」(2.4MB)
環境省 環境影響審査室 室長補佐
鈴木 清彦

パネルディスカッション:
再生可能エネルギーの実用化に対する社会的受容性

・ ドイツ連邦環境庁 カーラ・フォルマー

・ Wpd株式会社 ハンス・クリストフ・ブルムベルグ

・ 環境省 鈴木 清彦

セッション3:
エネルギー供給の脱炭素化とセクターカップリングにおける水素の役割

モデレーター: 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
次世代電池・水素部 統括研究員
大平 英二

導入: エネルギーシステムの脱炭素化における水素の役割(1.8MB)
ライナー・ルモワーヌ研究所 専務取締役
カトリン・ゴールドアッマー

「福島水素エネルギー研究フィールド1(FH2R)」(4.9MB)
東芝エネルギーシステムズ株式会社
水素エネルギー事業統括部 事業開発部 P2G事業開発担当 グループ長
山根 史之

「ELEMENT EINS―産業規模でのセクターカップリング」(4.0MB)
ティッセンガス社 開発・基本課題部 部長
カルステン・レーダー

「苫前町Power to Gasプロジェクト」(2.9MB)
豊田通商株式会社 新規事業開発部 環境・エネマネグループ グループリーダー
鈴木 来晃

パネルディスカッション:
エネルギー供給の脱炭素化とセクターカップリングにおける水素の役割

インプット: 日本とドイツにおける将来のエネルギーシステムでの水素の役割(1.1MB)
アデルフィ プロジェクトマネージャー
成田 ヤナ

・ ライナー・ルモワーヌ研究所 カトリン・ゴールトアッマー

・ ティッセンガス社 カルステン・レーダー

・ 東芝エネルギーシステムズ株式会社 山根 史之

・ 豊田通商株式会社 鈴木 来晃

・ 国立水素・燃料電池技術機構(NOW) ユリウス・ショルツ

・ ノルトライン・ヴェストファーレン州 トーマス・カッテンシュタイン

2019年10月30日(水)

セッション4:
熱部門の脱炭素化とセクターカップリング

モデレーター: 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
省エネルギー部 主幹
小林 正典

セッション4A:
熱セクターの脱炭素化における課題と解決策

「革新的な熱技術の可能性」(2.9MB)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
省エネルギー部 プロジェクトマネージャー
近藤 篤

「熱セクターの脱炭素化:課題と解決」
フラウンホーファー・ソーラーエナジーシステム研究所(ISE) 建物エネルギー効率課 課長
セバスチャン・ヘルケル

セッション4B:
熱の生産と貯蔵/Power-to-Heatに向けた革新的技術

「低GWP冷媒を用いた高温ヒートポンプの開発」(1.7MB)
株式会社前川製作所 技術研究所 副主任研究員
渕上 英紀

「蓄熱発電所-カルノー電池」(2.2MB)
ドイツ航空宇宙センター(DLR) 熱プロセス技術部 部長
ダン・バウアー

「冷熱技術の脱炭素化:熱で駆動する吸収式冷凍サイクルの進展」(1.7MB)
ジョンソンコントロールズBEジャパン エンジニアリング本部 設計部 主管技師
藤居 達郎

セッション4C:
熱セクターの脱炭素化のための実証プロジェクト-熱利用

「低温排熱のオフライン輸送の事業概要」(2.7MB)
三機工業株式会社 建築設備事業本部 エンジニアリング統括室
エネルギーソリューションセンター 環境エネルギー推進部長
定塚 徹治

「オフライン輸送型と定置型のHAS-Clayを用いた吸着蓄熱システムの実証開発」(1.8MB)
高砂熱学工業株式会社 事業革新本部 技術研究所 上席研究員
谷野 正幸

「ハンブルグ東港湾都市の新住宅・商業地区における工業排熱利用―連携の成功事例」(5.8MB)
エナシティー・コントラクティング社 取締役会長
マンフレッド・シューレ

セッション4D:
熱セクターの脱炭素化のための実証プロジェクト―再生可能エネルギー・バイオマス

モデレーター: ドイツ連邦共和国大使館 経済・通商政策担当上級専門官
大石 式部

「北ドイツ・ボスビュルでのセクターカップリングによる100%再生利用可能熱」(1.1MB)
ジーピィー・ジュール社 熱部門リーダー
フェリックス・シュヴァーン

「NEDOのバイオマスプロジェクト」(2.5MB)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 新エネルギー部 統括研究員
森嶋 誠治

「産業部門における脱炭素化と気候保護のパフォーマンス―再生可能なソリューション」(1.9MB)
ドイツ連邦バイオエネルギー連盟(BBE) 持続可能・気候保護部門専門員
フロレンス・ハンス・デットリッヒ

「日本におけるバイオマス小規模熱電併給設備の現状と課題」(2.0MB)
バンブーエナジー株式会社 技術部 部長
笹内 謙一

連絡先

本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

窓口 国際部 欧州グループ
電話番号 044-520-5190­
E-mail international@ml.nedo.go.jp