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第4期中長期計画に基づく3つの取り組み

「第4期中長期計画」は、研究開発成果の最大化に向け、2018年度から2022年度の5年間で、NEDOが取り組む計画をまとめています。技術戦略の策定から社会実装までの技術開発マネジメント機能を強化し、チャレンジングな研究開発の推進、オープンイノベーションの促進や研究開発型ベンチャー企業の育成等に取り組みます。

1.技術開発マネジメントによる成果の社会実装
―中長期的な課題解決や日本の強みを生かす―

エネルギー・環境分野では、2050年までに80%の温室効果ガス排出量削減等、中長期的な課題を解決するため、革新的な技術の発掘、開発等を推進します。

また、産業技術分野では「Society 5.0(ソサエティ5.0)」実現に向け、人工知能(AI)やロボット等のコア技術を中心に、日本が強みを有するものづくり技術との融合を目指し、産学官の英知を結集し、世界最先端の技術を社会に届けていきます。

Start : 各分野での情報収集・技術戦略の策定

世界規模で技術開発の競争が激化している中、国内外から積極的に各分野の情報収集を実施しています。また、情報収集結果を用い、技術戦略の策定やマイルストーン設定を行い、プロジェクトの企画・立案に生かしています。

1-2Years : プロジェクト企画・立案

将来の有望分野の発展を技術開発から支援

国内外の技術動向調査や有識者等へのヒアリングを通じて、技術開発の目標を設定。イノベーションを通じた経済成長と社会の課題解決を目指し、5年、10年、20年先を見据えたプロジェクトの企画・立案を行います。

NEDOプロジェクトだからできる!

  • 中長期の取り組み
  • 標準化と合わせた技術開発
  • 異業種連携
  • 大規模実証
  • 国際連携

2-6Years : 技術開発や実証試験を実施

技術開発のみならず、民間企業のみでは難しい大規模な実証試験まで、一貫してプロジェクトを推進します。常にグローバルな視点で将来予測を行いながら、社会で活用するための認証や制度等も見据え、 成果の最大化を目指します。

10Years : プロジェクトのレビュー・追跡調査

プロジェクト終了後に第三者による外部評価を実施、厳しい視点でプロジェクトの成果を評価します。また終了後は成果の追跡調査を実施し、プロジェクトが及ぼした経済的・社会的効果のフォローと、その結果をマネジメントの改善に生かします。

豊富な知見を生かしたNEDOのサポート

国際連携を先導し、日本の技術を世界へ。日本の先端技術の普及や情報収集を実施するため、国外でのプロジェクトも実施。各国のさまざまな機関と協定を締結し、積極的な海外展開を支援しています。
開発技術の成果を社会実装へつなげる効果の高い国際標準の獲得を目指します。また、プロジェクト参加チームの知的財産に関する合意形成をサポート。技術の競争力強化や世界市場の獲得を後押ししています。
産業界、学術界等の外部の専門家・有識者ネットワークを活用し、プロジェクトの採択・評価・技術委員会等を適切に実施しています。
これまでになかった技術や、革新的な成果を社会で使っていくために、新たな認証や評価手法の確立や、制度見直し等も視野に、関係省庁等と連携しながら、技術開発や社会実装を後押ししています。
技術開発の成果を広く社会一般に分かりやすく届けるため、記者会見や成果報告会等を実施。データベースの公開等、さまざまな形で成果を活用いただけるよう、情報発信・周知に努めています。
研究開発成果の事業化を促進するため、国内外の展示会等を通じ、新たな潜在的ニーズの開拓やユーザーへのサンプル提供等、ビジネスにつながる活動をサポートしています。

最終更新日:2019年4月1日