本文へジャンプ

決定「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)/自動運転・運転支援に係るアーキテクチャの設計及び構築のための調査研究」に係る実施体制の決定について

2019年9月5日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)/自動運転・運転支援に係るアーキテクチャの設計及び構築のための調査研究」に係る公募を実施し、ご提案いただいた4件の提案についてNEDO内の審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

件名

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)/自動運転・運転支援に係るアーキテクチャの設計及び構築のための調査研究

事業内容

(1)背景

Society5.0は、サイバー空間とフィジカル空間の高度な融合により、全ての産業の生産性を飛躍的に向上させ、様々な社会的課題を解決する社会である。Society5.0を実現するためのカギは、国、自治体、民間などで散在するデータを連携させ、ビッグデータとして扱い、分野・組織を超えたデータ活用とサービス提供を可能にすることである。

総合科学技術・イノベーション会議(以下、「CSTI」という。) 及び IT総合戦略室は司令塔機能を発揮し、関係府省や民間協議会等との連携のもと、あらゆるデータを様々な企業や組織が国民に対してサービス提供する際の基盤になるものとして、分野毎に取組みが進められてきた「データ連携基盤」を相互に連携させる分野横断のプラットフォーム「分野間データ連携基盤」の構築を、既存成果を最大限活用し早急に進めるため、「アーキテクチャの設計及び構築」のための補正予算を計上し、「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」「自動運転(システムとサービスの活用)」「スマートバイオ産業・農業基盤技術」「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」に予算配分した。

そのような中、第2期SIP自動運転(システムとサービスの拡張)においては、第1期SIP自動走行システムにおいて取り組んだ「ダイナミックマップサービスプラットフォームの実用化に向けた検討」結果を踏まえ、分野内はもとより分野間のデータ連携の促進に向けデータベースの整備・構築およびポータルサイトの運営に関する調査・研究ならびに実証を行うこととした。

(2)目的

自動運転に必要な「ダイナミックマップ」は高精度な3次元地図情報に規制予定情報や渋滞情報、信号情報など動的(ダイナミック)な地理情報を紐付けたデータベースである。

これらの情報の多くはインフラや車両プローブ情報などダイナミックなデータを元に加工されている。これらのダイナミックなデータを他の用途にも活用する場合、データをすべて一ヶ所に集約することは物理的にも費用面でも難しい。重要かつ現実的ソリューションは、データの存在とデータの内容がわかるカタログを充実し、ワンストップでサンプルデータを閲覧できるようにしておき、必要な場合にデータ提供者からデータを入手できることであると考えられる。

本施策ではデータ提供者とデータ活用者の双方にとって魅力のある情報交換の場を作り、その結果として企業の中に埋もれている様々なデータを、他の企業が積極的に活用できるデータ流通促進のためのしくみの構築を目指す。

実施予定先

別紙1のとおり。

事業期間

2019年度

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 ロボット・AI
プロジェクトコード P18012
事業名 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
問い合わせ先 ロボット・AI部 モビリティグループ
担当者:古田、栗田、林
TEL:044-520-5247 E-MAIL:sipadus_publicoffering@nedo.go.jp

関連ページ