NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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Chapter 2  産業技術分野ロボット・AI技術 NEDO 40年史 159期間を従来比1/10に短縮できることを実証し、AI技術の適用領域拡大、人間の発想や創造を支援する共通基盤技術の確立を目指し、AI技術の社会実装を加速させて、グローバル市場の獲得につなげます。また、人間による管理では達成できない一層の生産性向上と平準化で省エネルギー効果を得るなど、AI技術の導入による省エネルギー化と二酸化炭素(CO2)排出削減につながることが期待できます。❖ 人工知能技術適用によるスマート社会の実現 [ 2018〜2022年度 ] 「人工知能技術戦略」で定めた「生産性」 「健康、医療・介護」 「空間の移動」の重点分野において、AI技術の社会実装を推進する研究開発を実施します。具体的には、これまで研究開発、導入が進められてきたAIモジュールやデータ取得のためのセンサー技術、研究開発インフラを活用しながら、サイバー・フィジカル空間を結合図15◉ 「次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発」の全体概要① MyData に基づくAI開発運用プラットフォームの構築② データコラボレーション解析による生産性向上を目指した次世代人工知能技術の研究開発③ AIによる植物工場などバリューチェーン効率化システムの研究開発④ 農作物におけるスマートフードチェーンの研究開発生産性分野図16◉ 「人工知能技術適用によるスマート社会の実現」の全体概要健康、医療・介護分野① 人工知能による脳卒中予防システムの開発・実用化② 新薬開発を効率化・加速する製剤処方設計AIの開発③ 人工知能支援による分子標的薬創出プラットフォームの研究開発④ 健康長寿を楽しむスマートソサエティー 〜主体性のあるスキルアップを促進するAIスマートコーチング技術の開発〜空間の移動分野① 安全・安心の移動のための三次元マップなどの構築② サイバー・フィジカル研究拠点間連携による革新的ドローンAI技術の研究開発③ 人工知能を活用した交通信号制御の高度化に関する研究開発④ 判断根拠を言語化するAIの研究開発

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