NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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Chapter 2  国際関連事業 NEDO 40年史 203な技術を創出しイノベーションを促進することが求められています。 本事業は、日本の「革新的環境イノベーション戦略」やグリーンイノベーションに関わる一連の国際会議と連動し、クリーンエネルギー分野における革新的技術シーズの発掘・育成を目的としています。日本の研究機関などが海外の研究機関などと連携して行う国際共同研究開発を支援することで、2030年以降に実用化されるような革新的クリーンエネルギー技術を効率的かつ加速的に開発し、技術の迅速な確立・普及を目指します。現状と課題将来のCO2削減に向けて事業を開始 国際共同研究を通じて将来的にCO2の排出削減などに大きな効果をもたらすべく、事前に情報提供依頼(Request for Information)を実施し、学界や産業界などから広く情報を募りました。「革新的環境イノベーション戦略」などの日本の戦略を踏まえ、太陽電池、地熱発電、バイオプロセス、水素製造・利用、未利用熱などの有効利用、分散型電力ネットワークの有効活用、航空機エンジンの耐熱部材といった各分野において、研究開発課題を設定した公募を行い、事業を開始しました。今後と展望2030年以降に実用化 2030年以降の実用化を目指したクリーンエネルギー分野における国際共同研究を通し、世界共通の地球規模課題である気候変動問題に対応しつつ、同時に日本の経済成長にも貢献していきます。国際連携歴史と背景各国機関と積極的に協力 NEDOは、日本の技術力の向上や日本の技術を生かす場の拡大を一層促進するため、各国政府関係機関、国際機関と協力協定や情報交換協定などを締結してきま図13◉ 「クリーンエネルギー分野における革新的技術の国際共同研究開発事業」イメージ各国研究機関のグローバルな共同研究による技術開発促進

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